新潟大学人文学部 シンポジウム「折口信夫・池田弥三郎の見た佐渡」【講演 佐藤陽・中本真人・三村純也の各氏】(2025年11月2日(日)、佐渡島開発総合センター)

シンポジウム情報です。
●公式サイトはこちら
https://www.human.niigata-u.ac.jp/topics/public/detail/id/205
--------------------
※詳細は上記サイトをご確認ください。
【日本文学・民俗学の分野に大きな足跡を残した折口信夫と池田弥三郎。
折口信夫は、古代研究、民俗学、芸能史などの幅広い研究で知られるとともに、釈迢空の筆名で歌人・詩人としても活躍しました。その研究では、沖縄をはじめとする離島に注目したことでも知られます。1946年9月、折口は佐渡を訪れて『万葉集』の講義を行うとともに、多くの短歌を残しました。
折口の愛弟子であった池田弥三郎は、師の学間を継承しつつ、その発展に尽力しました。その仕事は、多くの著作だけではなく、メディアの出演にも及んでいます。池田は、折口に先立つ1939年8月に佐渡を訪れて、内海府から外海府の海岸沿いを巡りました。
このシンポジウムでは、折口信夫と池田弥三郎の学問に関する理解を深めるとともに、両者の研究と佐渡との関係を再検討します。また学問的な視座だけではなく、折口信夫と池田弥三郎の残したものを通して、佐渡が持つ文化的価值を再発見し、現代社会における地域文化の重要性についても議論したいと考えています。今回のシンポジウムを通して、佐渡の歴史と文化に対する新たな視点を得るとともに、折口と池田の知的遺産を次世代に伝える契機
とできれば幸いです。
平成22年3月17日、新潟大学人文学部は佐渡市教育委員会の間で連携協定を締結しました。この連携協定に基づき、これまで民俗学・地理学・社会学などの教員や学生が、佐渡島内の調査・研究を進めてきたほか、講演会・報告会・研究会の開催、報告書の刊行などを通して、佐渡市民に成果を還元してきました。
来る11月2日(日)佐渡市佐渡島開発総合センターにて、新潟大学人文学部・佐渡市教育委員会連携協定事業シンポジウム「折口信夫・池田弥三郎の見た佐渡」が開催されます。どうぞ奮ってご参加くださいますようお願いいたします。】
【日時】令和7年11月2日(日)13:00~16:00(12:30開場)
【会場】佐渡島開発総合センター 3階 大会議室(佐渡市両津夷198(両津支所隣))
【リモート会場】羽茂農村環境改善センター(佐渡市羽茂本郷617)
あいかわ開発総合センター(佐渡市相川栄町1)
【定員】100名(申込不要、先着順)
【参加費】無料
【主催】新潟大学人文学部 【共催】佐渡市教育委員会
【プログラム】
12:30 開場
13:00 開会
13:10~13:40 講演「折口信夫の学問における離島の位置」佐藤陽氏(慶應義塾高等学校教諭)
13:45~14:15 講演「折口信夫・池田弥三郎の佐渡の旅」中本真人氏(新潟大学人文学部准教授)
14:20~14:50 講演「池田弥三郎の学問とその人柄」三村純也氏(元大阪芸術大学教授、俳人)
15:00~15:50 ディスカッション
16:00 終了予定
問い合わせ先:中本真人(人文学部)nakamoto※human.niigata-u.ac.jp(左記の「※」を「@」に置き換えてください。)