福澤諭吉記念 慶應義塾史展示館「ある一家の近代と戦争 ―上原良春・龍男・良司とその家族ー」(2025年6月19日(木)~8月30日(土))

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展覧会情報です。

●公式サイトはこちら
https://history.keio.ac.jp/?page_id=4008

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※詳細は上記サイトをご確認ください。


長野県南安曇郡有明村(現安曇野市)に暮らしていた三男二女のきょうだい。三人の男子、長男良春、次男龍男、三男良司は、全員が慶應義塾に学び、全員が戦争で命を落としました。良司は陸軍特攻隊員として出撃する前夜に「明日は自由主義者が一人この世から去って行きます」と記す遺書を残して、広くその名を知られています。両親は戦没した三兄弟の遺品を何一つ捨てずに残したため、生まれてからのあらゆる資料が残っています。本展ではこの三人の足跡を中心に、開業医であり地域でも信望の厚かった父寅太郎、子規門下の早世の俳人として知られる祖父良三郎(三川)にも目を配りながら、この一家を通して日本の近代化と戦争を考えます。

主な展示品
正岡子規が上原三川に贈った詩「胡蝶」明治30年(1897)頃
石井柏亭筆 上原寅太郎 昭和27年(1952)
上原良春のカメラ
上原龍男筆漫画「試験の巻」 昭和7,8年(1932,33)頃ヵ
特攻出撃前夜に上原良司が記した「所感」昭和20年(1945)
上條俊介作 上原良春・龍男・良司肖像 昭和24年(1949)


会期 2025年6月19日(木)~8月30日(土) 
会場 図書館旧館2階 慶應義塾史展示館 企画展示室
入場料 無料