伝承文学研究会:第498回東京例会(2024年10月12日(土) 14:00〜、國學院大學渋谷キャンパス 若木タワー5階・0507演習室+オンライン(Zoom))※Zoom参加のみ要申し込み
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https://densyouken.exblog.jp/30439396/
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※詳細は上記サイトをご確認ください。
日時:2024年10月12日(土) 14:00より
会場:國學院大學渋谷キャンパス
若木タワー5階・0507演習室
内容:
《輪講》
『直談因縁集』1-60話「博突打ニ騙サレシ人、往生スル事〔信力〕」
羽鳥 佑亮氏
《研究発表》
題目:福井県福井市一乗谷「安波賀春日社縁起絵」と小狐丸―一乗谷の「小鍛冶」伝承とその周辺
林 京子氏
要旨:刀鍛冶三条宗近と稲荷の神使が鍛刀をする「小鍛冶」の物語は良く知られている。福井県福井市一乗谷の安波賀春日神社は、元禄年間に藩主によって再興され、神社には「小鍛冶」伝承を取り込んだ「縁起絵」と「小狐丸の影(いくつか作ったうちの出来のよくないもの)」とされる刀剣が所蔵された。「小鍛冶」伝承を自らの縁起に取り込む社寺は少なくないが、安波賀春日社が「小鍛冶」を取り込んだのはある切実な意図があった。そこには朝倉氏滅亡と藩主家の災厄を絡める伝承が存在した。近代に入ると、思いがけない事態が出来し「小狐丸の影」は姿を消す。本発表では福井の「小鍛冶」伝承とその周辺についての調査結果を報告するものである。