岡山県立博物館:特別展「緒方洪庵-その生涯と郷土岡山-」(2024年10月18日(金)~11月24日(日)、岡山県立博物館 2階展示室)
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●公式サイトはこちら
https://www.pref.okayama.jp/site/kenhaku/936008.html
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※詳細は上記サイトをご確認ください。
緒方洪庵(1810-1863)は、翻訳によって最新の西洋医学を伝えるとともに、多くの人を苦しめた病・天然痘を予防する「ワクチン」(牛痘種痘)を普及させた人物です。また、蘭学塾「適塾」を開いて、福沢諭吉ら幕末から明治にかけて活躍する人びとを育てたことでも知られています。
本展覧会では、洪庵自筆の日記や手紙から、備中足守(現在の岡山市北区足守)に生まれた洪庵の生涯と業績を紹介します。あわせて、洪庵と郷土岡山とのつながりにも迫ります。
会期
令和6年10月18日(金曜日)~11月24日(日曜日)
開館時間
午前9時30分~午後5時(開会初日のみ午前10時開館)
休館日
毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は開館、翌火曜日に休館)
入館料
大人450円、65歳以上220円、高校生以下無料
会場
岡山県立博物館 2階展示室
主な展示資料
・扶氏医戒之略(部分) 大阪大学適塾記念センター
ドイツの医者フーフェラントが記した「医者の義務」を、洪庵が12ヶ条でわかりやすく訳したものです。洪庵が自戒、あるいは塾生に示すために記したものです。この内容は、今なお各地の医学部や病院などで大切にされています。
・緒方洪庵母きょう米寿の賀盃 個人蔵
洪庵が、母の米寿を祝う宴席で、出席者に配った盃です。洪庵自作の和歌が焼き付けられています。この翌年、文久3年(1863)に洪庵はなくなります。このときの帰郷が、洪庵にとって母と会う最後になりました。
・緒方平三・城次郎宛緒方洪庵書状(部分) 大阪大学適塾記念センター
文久2年(1862)、要請に応じて、洪庵が江戸に向かうことを決意し、息子たちに知らせた手紙です。「ありがた迷惑」や「討死の覚悟」など、洪庵の心情が吐露されています。