大学共同利用機関法人 人間文化研究機構 国立歴史民俗博物館:企画展示 歴史の未来―過去を伝えるひと・もの・データ―(2024年10月8日(火)~12月8日(日)※会期中、一部展示替えを行います、国立歴史民俗博物館 企画展示室A・B)

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展覧会情報です。

●公式サイトはこちら
https://www.rekihaku.ac.jp/event/2024_exhibitions_kikaku_mirai.html
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※詳細は上記サイトをご確認ください。

趣旨

「歴史的快挙」、「前代未聞」...私たちは、過去との比較を通して現在を理解します。過去という存在は、私たちが現在を生き未来へ進むための指標となっています。

記録類や生活道具、語り継がれた記憶など、過去から伝えられたモノは、多くのことを私たちに伝えてくれます。これらを伝えようとした人びとの営みに注目すると、ありふれた過去の中から歴史的な意義を見出し、未来の人びとに継承する意思があることに気づきます。私たちも、現代に起きた大災害や「コロナ禍」という過去を記録し、未来へ伝えようとしています。情報技術(デジタルデータ)の活用はその営みを加速化させ、過去の伝え方も大きく変わろうとしています。

未来の人びとに向けて、私たちはどのような現在を伝えるのでしょうか。本展示では、歴史を伝えるさまざまな営みを紹介し、未来を見通す手がかりを考えていきます。私たちがこれから100年後、2124年に伝えたいものは、はたして何なのかを、この展示から考えてもらえると幸いです。

本展のみどころ

国宝「宋版史記(黄善夫刊本)」や重要文化財「洛中洛外図屏風」(歴博甲本=前期展示)(歴博乙本=後期展示)(国立歴史民俗博物館蔵)をはじめ、各地に伝わる重要資料を多数展示。
古代の歴史書編纂から2020年以降の新型コロナ関連記録まで、人びとが過去を歴史と捉える営みを考える。
国立歴史民俗博物館はどのような社会状況のなかで設立されたのか、戦後以降の関連記録から探る。
地域社会と歴史研究者との対話を通して様々な歴史が再発見される経緯を、そこで見いだされた茨城県常陸太田市の正宗寺・文殊院の実物資料などから紹介する。
最新技術を活用した歴史資料のデジタル化事情を知り、歴史を伝える新たな取り組みを体験できる。