日本史研究会第12回「歴史から現在(いま)を考える集い」(2024年2月4日(日)14時〜、平安女学院大学 室町館4階412教室+オンライン)※オンライン参加は要申し込み

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研究会情報です。

●公式サイトはこちら
http://tinyurl.com/3549n6tb

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※詳細は上記サイトをご確認ください。


〔集会概要〕
日時 2024年2月4日(日)14時
     (開場午後1時30分)
場所 平安女学院大学 室町館4階412教室
     (地下鉄烏丸線丸太町駅下車、徒歩5分)

 第12回を数える本集会は、「「観客」からみる「芸能」」をテーマに開催いたします。
 近年のメディアの進化は、「芸能」を生業にするひとと、それを受け取る「観客」との関係を大きく変化させました。
 「観客」と「芸能」の関係について歴史的に見通したうえで、現在における「観客」としての立場や、「芸能」との関わり方など、これからの課題・展望について議論します。


〔講師〕
辻 浩和 氏 (⽴命館⼤学 ⽂学部 教授)
「芸能と観客 〜歴史的観点から」

 芸能は、演者と観客の間に成⽴する営みである。そのため、芸能はその「場」に合わせて、つまり演者と観客の関係や、観客の趣味嗜好に合わせて変化する。
 また、観客の⽀持によって芸能は流⾏り、また廃れていく。観客は演者とともに芸能を作り上げる存在といえるのである。しかしそうした観客それ⾃体も歴史的な存在であり、時代によって演者との関係や芸能へのかかわり⽅は変化する。


飯⽥ 豊 ⽒ (⽴命館⼤学 産業社会学部 教授)
「芸能とメディアの関係史―「演者/観客」から「送り⼿/受け⼿」へ」

 永六輔(1933-2016)は、戦後の芸能をとりまくメディア環境の変化にもっとも敏感な放送⼈でした。芸能の「演者」と「観客」の関係が、ラジオやテレビの「送り⼿」と「受け⼿」の関係に上書きされていくなかで、放送⽂化に対して⽣涯、批評的態度を保持していました。あるいは、坂本⿓⼀(1952-2023)もまた、メディア環境の変化⾃体をみずからの創作や表現の核⼼と捉えていました。
 いずれのメディア論的思考も、卓越した才能ゆえに会得できたものといえる反⾯、芸能やメディアに関わる者が現在、⽇々学び取っていかなければならない素養――いわゆる「送り⼿のメディア・リテラシー」――とも結びついています。そこで本講演では、こうしたメディア論的思考の系譜を⼿掛かりに、芸能とメディアの関係史について考えます。


〔参加方法〕
・「対面」参加または「オンライン」参加。一般来聴歓迎。資料代500円。
・「対面」参加の場合 ... 事前申し込み不要。
・「オンライン」参加の場合 ... 事前申し込み必要。事前に資料代の納入が必要です。