国立歴史民俗博物館:第445回講演会「絵画史から見た江戸の妖怪絵巻」大久保純一 氏(本館情報資料研究系教授)(2023年8月12日(土)13時〜15時)※要申し込み

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講演会情報です。

●公式サイトはこちら
https://www.rekihaku.ac.jp/events/lecture/index.html

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※詳細は上記サイトをご確認ください。


第445回「絵画史から見た江戸の妖怪絵巻」

日程 2023年8月12日(土)
講師 大久保 純一(本館情報資料研究系教授)
定員 240名
参加費 無料


第3展示室特集展示「江戸の妖怪絵巻」(8月1日~9月3日)の展示作品を適宜取り上げつつ、江戸時代における妖怪表現を主として絵画史的な視点から考察します。

江戸時代、狩野派を中心に中世以前の絵巻を模写することが積極的に行われていましたが、その中には「百鬼夜行絵巻」や「土蜘蛛草紙」などの怪奇表現豊かなものも含まれます。

そうした古画学習の活動がもととなり、さまざまな類作や新たな絵巻作品を生み出しただけでなく、それらの版本化なども通して絵巻の中の妖怪図像が読本や黄表紙・合巻などの小説挿絵など浮世絵師らが描く作品にも広がっていき、さらには「百鬼夜行」という言葉のイメージの浸透が江戸末期の風刺画の成立へとつながっていったことを概観します。