国文学研究資料館:特設コーナー「平安貴族は『伊勢物語』をどう読んだか」(令和5年3月1日(水)~7月24日(月))

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研究会情報です。

●公式サイトはこちら
https://www.nijl.ac.jp/event/tokusetsu/2023/03/post-57.html

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※詳細は上記サイトをご確認ください。


通常展示の一部のスペースを使って、当館所蔵の作品を展示いたします。

平安貴族は『伊勢物語』をどう読んだか
会期:令和5年(2023年)3月1日(水)~7月24日(月)
開室日:月曜、水曜、金曜(祝日を除く)


 平仮名による文学創作が開花した平安時代。その草創期に生を受け、今日まで燦然と輝く不朽の名作『伊勢物語』は、在原業平をモチーフとする「昔男」の逸話を巧みに描き、その後の仮名文学の担い手となった平安貴族たちに計り知れない影響を与えてきました。
 本コーナーでは、平安時代の物語文学・日記文学における『伊勢物語』引用を通して、そうした平安貴族たちの姿を垣間見ます。当館の所蔵する各作品の古典籍と共に展示するのは、2016年に当館へ寄贈された「鉄心斎文庫」が収める鎌倉〜南北朝期の『伊勢物語』古写本です。往古が偲ばれるその面影から、仮名文学を生み出した先人達が『伊勢物語』を愛読していた時代に思いを馳せつつご覧ください。