泉鏡花記念館:鏡花生誕150年記念特別展「谷崎潤一郎と芥川龍之介―鏡花を愛した二人の作家」(令和5年3月1日(水)~5月21日(日))

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展覧会情報です。

●公式サイトはこちら
http://www.kanazawa-museum.jp/kyoka/exhibit/index.html

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※詳細は上記サイトをご確認ください。


鏡花生誕150年記念特別展「谷崎潤一郎と芥川龍之介―鏡花を愛した二人の作家」

自然主義文学の隆盛や自身の体調不良もあり、鏡花にとって文壇的には不遇の時代であった明治末期、すでに次世代の鏡花支持者が芽生え始めていました。一人は明治45年1月、東京・芝の紅葉館で開かれた文芸家新年宴会で、鏡花と同郷で同じく尾崎紅葉の門下生だった徳田秋聲の紹介で鏡花と面識を得て以降、親しく交流した谷崎潤一郎(1886-1965)。そして、もう一人は鏡花の「草迷宮」(明41.1)発表当時、中学生ながら同作を読みふけるあまり、試験勉強を怠ってあわや落第の憂き目に遭うところだったという逸話(「新潮合評会」大14.4)が残る芥川龍之介(1892-1927)。本展では主に大正期以降の鏡花を支えた二人の作家と鏡花との親交の軌跡をご紹介します。


令和5年(2023)3月1日(水)~5月21日(日)

主な展示
芥川龍之介 鏡花全集目録「開口」自筆原稿 泉名月遺族蔵
芥川龍之介筆 泉鏡花宛書簡 泉名月遺族蔵
谷崎潤一郎筆 泉鏡花宛書簡 泉名月遺族蔵
谷崎潤一郎の長襦袢 上原誠蔵 *初展示
谷崎鮎子旧蔵 鏡花遺愛の兎の置物 当館蔵(髙橋百百子寄贈) *初公開
他、計40点程度