西田谷 洋 『文学教育の思想』(イミタチオ叢書 )(渓水社)

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西田谷 洋さまよりいただきました。

文学教育の思想.png

公式サイトはこちら。
http://www.keisui.co.jp/cgi/isbn.php?isbn=ISBN978-4-86327-604-8

判型:A5  ページ:270
定価:2,750円 (本体2,500円 )
発行日:2022年10月20日
ISBN978-4-86327-604-8

文学教育を広義の文学に関わる教育とする立場から、Ⅰでは指導要領の創作観と異なるアダプテーションとしての創作を模索し、Ⅱではイデオロギー批評のモデルを探り、権力による実用性のキャンセル/付与や思想統制を検討し、Ⅲでは物語教材の論理と構造を考察することで、文学教育の可能性を模索した。

目次
はじめに
Ⅰ 創作×読解
1 テクスト論の理論的背景と物語創作
2 物語の創作指導
3 文学国語における創作観の背景
4 創作作法書における読書と心
5 アダプテーションとしての物語創作
コラム① 小学校古典文学教育における音声中心主義

Ⅱ 論理と実用性、イデオロギー
1 説明文教材の論理と読解
2 論理国語と合理性のレトリック
3 教材のイデオロギーを読解する
4 演劇教育の実用性とコミュニケーション
5 フィクションを現実にするとき
6 ある文学教育学派のコスモロジー

Ⅲ 教材論とその周辺
1 地域の昔話の教材化
2 ひだみよこ「山のとしょかん」における交流
3 小林豊「世界一美しいぼくの村」の順序と論理
4 あまんきみこ『あるひあるとき』の語りとメッセージ
5 「若紫」における行為・出来事の複数性と複合的な話法
6 梶井基次郎「路上」のパースペクティブと書くこと
コラム② 黄表紙を教材化してみたら

初出一覧
あとがき