東京大学:現代日本研究センターセミナーシリーズ「世界のコミックス--江戸時代の草双紙(くさぞうし)の視点から」(2023年3月9日(木)9時〜10時、Zoom Webinar)※要申し込み

このエントリーをはてなブックマークに追加 Share on Tumblr

研究会情報です。

●公式サイトはこちら
https://www.u-tokyo.ac.jp/focus/ja/events/z0707_00021.html

--------------------

※詳細は上記サイトをご確認ください。


世界のコミックス -- 江戸時代の草双紙の視点から

日時
2023年3月9日(木) | 9:00 - 10:00 (JST)

会場
Zoom Webinar

言語 日本語

登壇者
アダム・L・カーン 東京大学大学院人文社会系研究科 日本語日本文学(国文学)

司会
佐藤 至子 東京大学大学院人文社会系研究科 准教授


イベント概要

この講義では、現在私が取り組んでいる、赤本・黒本・青本・黄表紙・合巻のジャンルの代表的な作品の翻訳と注釈からなる草双紙英訳作品集(全3巻、計1500ページ・Routledgeから出版決定)についてお話しします。草双紙の特徴の1つは自己言及性、つまり作者が作品中でその作品に言及することです。コミックスを「文字と絵が混在している作品」と定義した場合、面白いことに、自己言及性は島国であった江戸時代日本の草双紙だけでなく、時や場所を超えた、世界の様々な地域のコミックスにも見られます。この偶然にも見える現象への説明を考える中で、世界のコミックスへの理解をさらに深めることをこの講義の狙いとします。