早稲田大学 総合人文科学研究センター:研究部門「イメージ文化史」主催シンポジウム「〈聖地巡礼〉メディアを横断するフィクション」(2023年1月21日(土)13時30分~18時、戸山キャンパス36号館382(AV2)教室+Zoom)※オンライン参加は要申し込み

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研究会情報です。

●公式サイトはこちら
https://www.waseda.jp/flas/rilas/news/2023/01/11/9809/
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※詳細は上記サイトをご確認ください。


フィクション作品の舞台となった場所を訪れ、その世界を追体験する──現代のポピュラーカルチャーによってしばしば「聖地巡礼」や「コンテンツツーリズム」として語られるこの経験は、現代におけるフィクション受容のあり方を、さらにはフィクションと「現実」との関係を示唆するものである。2007年の刊行以来中国で大ブームとなっている小説『盗墓筆記』が引き起こした「聖地巡礼」を論じるZhange Nii、「シャーロック・ホームズ」シリーズに文学の「コンテンツ化」の起源をみる石橋正孝、そして写真論の立場からメディアと現実世界の関係を問う橋本一径を迎えて開催される本シンポジウムでは、物語によって価値が生産され、あらゆるものがそのメディアとなりつつあるようにみえる現代において、フィクションの固有性とその機能を考察することを目的としている。

◆ 開催日:2023 年 1 月 21 日(土)13 時 30 分~18 時
◆ 会 場:早稲田大学戸山キャンパス 36 号館 382(AV2)教室 & オンライン

◆ 使用言語:日本語・英語(通訳あり)
◆ 主 催:早稲田大学総合人文科学研究センター「イメージ文化史」部門
◆ 科研費(基盤B)「近代におけるフィクションの社会的機能についての領域横断的研究」


◆ 発表者/タイトル
Zhange Nii(ヴァージニア工科大学)
場所の発明、物語の旅:現代資本主義下のフィクショナリティ再考

石橋正孝(立教大学)
シャーロキアンたちの聖地巡礼

橋本一径(早稲田大学)
写真の中の場所は本当に存在するのか?:「再撮影」の歴史を通して

司会:久保昭博(関西学院大学)