国際日本文化研究センター:第71回日文研学術講演会 講演Ⅰ「和暦をコンピュータで扱う」講演Ⅱ「国際聖地としての日光東照宮」(2023年2月10日(金)13:30〜16:15、国際日本文化研究センター内 講堂)※要申し込み  

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講演会情報です。

●公式サイトはこちら
https://www.nichibun.ac.jp/ja/events/public_lecture/2023/02/10/

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※詳細は上記サイトをご確認ください。


≪講演Ⅰ≫ 「和暦をコンピュータで扱う」
関野 樹(国際日本文化研究センター教授)
 歴史をはじめとする日本研究で扱われる日付などの時間は、月の満ち欠けに基づく暦に則った和暦が用いられてきた。一方で、コンピュータでは西暦に則って時間が処理されているため、和暦に則った時間は、そのままでは検索や並べ替えなどの処理ができない。データベースや解析用アプリなどのさまざまなソフトウェアが年号や干支、漢数字などを使って表現された和暦を扱うためのインフラ整備にまつわる研究や技術開発を紹介する。

≪講演Ⅱ≫ 「国際聖地としての日光東照宮」
タイモン・スクリーチ(国際日本文化研究センター教授)
 徳川家康は没後まず「大明神」として静岡の久能山に葬られた。翌年、遺体は日光に運ばれ、「権現」として再び埋葬された。権現とは本地仏がある神を意味する。家康の神名は東照、本地は薬師如来と決められた。久能山の明神社が権現社に改名される一方で、日光では新たな東照社が創建され、大昔からあった日光の万願寺が別当となった。二十年後、日光の社が再建された。後に万願寺は勅令で輪王寺となった。輪王寺が宮門跡寺にもなり、東照社は東照宮と改名された。以上は既によく知られている事実である。
 本講演ではその背景に何があったのかを検討する。「東照」とはどういう意味を持つのか。そしてなぜ本地仏として薬師如来が選ばれたのか。
 これらの問いに答えるために一つの具体的な事例を取り上げたい。陽明門の前に三つのオランダ製の灯籠が置かれている。これらは17世紀後半オランダ東インド会社が将軍に献上した物である。日本側とヨーロッパ側の記録から、この灯籠が東照大権現(旧家康)信仰の裏の意味を解き明かす鍵になると推測される。

★発表は日本語のみ
★本講演につきましては、当日のオンライン配信はいたしませんが、後日のインターネット上での公開を予定しております。

開会挨拶 井上 章一 (国際日本文化研究センター 所長)
司会 フレデリック・クレインス (国際日本文化研究センター 副所長)


開催日 2023年02月10日 
開催場所: 国際日本文化研究センター内 講堂
開場時間: 13:30
開始時間: 14:00
終了時間: 16:15
送迎バス: 本講演会の無料送迎バスはございません。
申込み: 要(申込多数の場合は抽選による)
受講料: 無料

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