昭和女子大学光葉博物館:秋の特別展「江戸の名門料亭八百善ーその食と文化ー」(2022年10月25日(火)~11月26日(土))

このエントリーをはてなブックマークに追加 Share on Tumblr

展覧会情報です。

●公式サイトはこちら
https://univ.swu.ac.jp/news/2022/10/13/54658/
--------------------
※詳細は上記サイトをご確認ください。


享保年間に浅草山谷に開業した「八百善」は、江戸の食文化を代表する存在として、時代劇や歌舞伎、それに落語などに頻繁に登場します。この特別展では「八百善」の協力の下、江戸時代から昭和期にかけての八百善の歴史を、(1)食文化、(2)関東大震災で焼失した山谷の料亭建築、(3)人的交流、という三つの枠組みから紹介します。


昭和女子大学光葉博物館 秋の特別展
『江戸の名門料亭八百善 ー その食と文化 ー』

【会 期】2022年10月25日(火)~11月26日(土)
     10:00~17:00 (日曜、祝日休館 ※11月13日は開館)
【会 場】昭和女子大学光葉博物館 (東京都世田谷区太子堂1-7-57)
【入館料】無料
【主 催】昭和女子大学光葉博物館
【協 力】割烹家八百善
【後 援】公益財団法人 味の素食の文化センター

展覧会の見どころ
● 八百善を描いた浮世絵を展示
浅草の北側の山谷堀に店を構えた八百善は、江戸を代表する料亭というばかりではなく、文人墨客の交友の場として知られ、江戸名所として浮世絵の題材になっていました。今回は機関ご所蔵の貴重な浮世絵作品を集め、江戸庶民の憧れであった八百善の姿を紹介します。

● 八百善の建築を紹介
江戸の料亭建築を代表する存在であった山谷の八百善は、関東大震災によって焼失してしまいました。今回は江戸時代のペーパークラフトと言うべき歌川国長「八百善組立絵」を実物大で忠実に組み立てたものを展示します。稀少な写真資料と併せて紹介することによって、江戸の名建築の全容にせまります。

● 八百善の歴史を紹介
八百善を特徴づけるのが人的交流です。八百善を大きく成長させた4代目善四郎は、大田南畝(蜀山人)、亀田鵬斎といった江戸を代表する文人と交流を持っていました。さらに江戸琳派を大成させた酒井抱一との交流も深く、近世絵画史を語る上でも八百善は欠かせません。今回は歴代当主の肖像画や関係する書画類から、こうした八百善の文化的な特徴をご紹介します。


◆ 関連イベント:シンポジウム「江戸の食と文化について現代の視点から考える」

【日 時】11月2日(水) 17:30~20:00
【会 場】昭和女子大学8号館 コスモスホール
【参加費】無料
【内 容】本展監修者による展覧会趣旨とみどころの説明
     昭和女子大学学生とテンプル大学ジャパンキャンパス学生による合同発表
     「江戸料理を体験して」、その講評・ディスカッション
     落語「大仏餅」ほか 三遊亭金朝
【定 員】会場参加150人、オンライン(Zoom)400人 いずれも先着順