平城宮跡資料館:令和4年度夏期企画展「大地鳴動 -大地の知らせる危機と私たちの生活-」(令和4年7月16日(土)~8月28日(日))

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展覧会情報です。

●公式サイトはこちら
https://www.nabunken.go.jp/heijo/museum/kikaku/20220716.html
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※詳細は上記サイトをご確認ください。


平城宮跡資料館 令和4年度 夏期企画展 「大地鳴動 -大地の知らせる危機と私たちの生活-」

【開催趣旨】

 奈良文化財研究所は、2014年より「考古資料および文献史料からみた過去の地震・火山災害に関する情報の収集とデータベース構築・公開」事業を、2019年からは、「考古・文献資料からみた歴史災害情報の収集とデータベース構築・公開ならびにその地質考古学的解析」事業を進めてきました。また、2020年10月には「文化財防災センター」が独立行政法人国立文化財機構に新たに創設され、「文化財を災害からまもる」ことで地域の社会財産と文化への防災・減災に取り組んでいます。
 本展では、これらの事業を進める中で発掘調査によって発見された地震痕跡について、地層(土層)転写法によって保存した貴重な剥ぎ取り資料を展示します。地割れや液状化現象など、大地震の痕跡を留めた地層を丸ごとご覧いただける、迫力のある展示になっています。
 災害を完全に抑止することは現在の我々には叶いません。しかし、災害の発生や被災のメカニズムを解明することで、その被害を最小限に留めることはできるでしょう。本物の地層が語る「歴史」を紐解き、鳴動する大地に生きる私たちの将来を考えるきっかけとしていただければ幸いです。


【会  期】
令和4年7月16日(土)~8月28日(日)
月曜休館(月曜が祝日の場合翌平日)

【開館時間】
9:00 ~ 16:30(入館は16:00まで)
入館料無料・駐車場無料

【会 場】
平城宮跡資料館 企画展示室

【出 品】
平城第530次調査出土地震痕跡、木津川河床底遺跡はぎ取り ほか

【主 催】
独立行政法人国立文化財機構 奈良文化財研究所

【共 催】
独立行政法人国立文化財機構 文化財防災センター
地震・火山噴火予知研究協議会