西洋中世学会:国際シンポジウム「中世社会と書状―文書実践の日欧比較―」(2022年3月10日(木)11日(金)、Zoom)※要申し込み

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研究会情報です。

●公式サイトはこちら
https://www.medievalstudies.jp/information/20220225/
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※詳細は上記サイトをご確認ください。


国際シンポジウム「中世社会と書状―文書実践の日欧比較―」

日程:2022年3月10日(木)16:00~20:00
          11日(金)16:00~21:40

会場:Zoomを利用したオンライン開催・先着80名限定


〈プログラム〉

3月10日(木)(翻訳ペーパーおよび逐語通訳あり)

セッション1. 古代末~初期中世の国王・教皇を中心とした文書と書簡
 坂上康俊(九州大学)「天皇が「御書」を出すとき」
 マーク・メルジオヴスキ(シュツットガルト大学)「古代末期からカロリング期までの君主書簡と教皇書簡」(ドイツ語報告)

セッション2. 初期中世の司法を中心とした社会秩序の維持と書簡・書簡体文書
 佐藤雄基(立教大学)「書状を手にした武士たち―鎌倉幕府判決文書から探る文書実践―」
 加納 修(名古屋大学)「カロリング期の紛争解決における書状の利用をめぐって―アインハルトの書状と嘆願状の書式をもとに―」(フランス語報告)

3月11日(金)(翻訳ペーパーおよび逐語通訳あり)

セッション3. 初期~前期中世の宗教的権威と書簡体文書
 貫井裕恵(神奈川県立金沢文庫)「書札からみた中世寺院の意思伝達と組織―東寺を中心に―」
 菊地重仁(青山学院大学)「カロリング期における聖職者たちの書簡―目的と機能―」(ドイツ語報告)

セッション4. 中世後期の書簡書式集と利用の諸相
 マルクス・リュッターマン(国際日本文化研究センター)「中世盛期の和語書簡作成術とその書面」
 ジャン-フランソワ・ニウス(ナミュール大学)「13世紀フランドルにおける「書式集」の実践―書簡術・行政運営・政治的ガバナンスのはざまで―」(フランス語報告)

ラウンドテーブル(逐語通訳あり)
 コメント 岡崎 敦(九州大学)


主催:科学研究費補助金基盤研究B「中世の書簡体文書による統治実践と秩序形成をめぐる日欧比較研究」(研究代表:明治大学・高橋一樹)