国立歴史民俗博物館:歴博国際シンポジウム「ハインリッヒ・フォン・シーボルトのコレクション―さらなる洞察」(2022年3月14日(月)17:30〜21:00、国立歴史民俗博物館(オンライン開催)+オーストリア・ウィーン世界博物館)※要申し込み

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研究会情報です。

●公式サイトはこちら


https://www.rekihaku.ac.jp/research/inter/2022/symposium2022.html
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※詳細は上記サイトをご確認ください。

歴博国際シンポジウム「ハインリッヒ・フォン・シーボルトのコレクション―さらなる洞察」
"More Insights into the Heinrich von Siebold Collection"

開催日時:2022年3月14日(月)
     17:30-21:00(日本時間)、9:30-13:00(オーストリア時間)
開催場所:国立歴史民俗博物館(オンライン開催)、ウィーン世界博物館
参加費:無料
定員:500名(要事前申込、先着順)
対象:研究者、学生、一般
使用言語:日本語・ドイツ語(同時通訳)
主催:国立歴史民俗博物館、ウィーン世界博物館

開催趣旨

ウィーン世界博物館が所蔵する約5,200点におよぶハインリッヒ・フォン・シーボルト収集日本資料は、1889年、同館の前身であるオーストリア帝立=王立自然史博物館に、自身の手によって寄贈されたものです。

国立歴史民俗博物館は、世界博物館と共同で、2016年度よりこのコレクションの総合調査に着手するとともに、各地にのこるシーボルト関連資料の情報収集や調査を進めてきました。調査研究は現在も進行中ですが、その成果の一部は、すでに2020年にウィーン世界博物館において開催された「Japan zur Meiji-Zeit. Die Sammlung Heinrich von Siebold(明治の日本―ハインリッヒ・フォン・シーボルトの収集品から)」によって紹介されました。

この展覧会の会期中の2020年3月9日~10日には、世界博物館を会場とした国際シンポジウムも予定されていましたが、新型コロナウイルス感染症の世界的拡大を受けて開催を断念せざるを得ませんでした。本シンポジウムは、中止となったシンポジウムの内容の一部を切り取り、その後の最新の研究成果を加えてオンライン開催するものです。なお、当初予定されていた報告の全内容は、すでに論文集『異文化を伝えた人々Ⅱ ハインリッヒ・フォン・シーボルトの蒐集資料』(2021年、京都、臨川書店)において公表されています。

フィリップ・フランツ・フォン・シーボルトの次男、ハインリッヒの活動については、いまだ多くが明らかにされていません。ウィーン所在のハインリッヒのコレクションを通じて、明治時代の日本とヨーロッパの架け橋として活躍したハインリッヒの功績について考える機会といたします。


〈プログラム〉
17:30-17:40(日本)
9:30-9:40(オーストリア)
開会の挨拶
ジョナサン・ファイン(ウィーン世界博物館 館長)

17:40-18:10(日本)
9:40-10:10(オーストリア)
フランツ・ヘーガーの日記から―1885年エルバッハ
ベッティーナ・ツォルン(ウィーン世界博物館)

18:10-18:40(日本)
10:10-10:40(オーストリア)
交差する記録―ハインリッヒの北海道調査を中心に
山崎幸治(北海道大学 アイヌ・先住民研究センター)
(休憩)5分

18:45-19:15(日本)
10:45-11:15(オーストリア)
明治の調べ―ハインリッヒ収集の楽器
日高薫(国立歴史民俗博物館)

19:15-19:45(日本)
11:15-11:45(オーストリア)
ハインリッヒ・フォン・シーボルトの「日本・中国展覧会」―ヴュルツブルク、1896/97年
シビル・ギルモンド(ヴュルツブルク大学/京都大学)
(休憩)5分

19:50-20:15(日本)
11:50-12:15(オーストリア)
コメント 堅田智子(流通科学大学)
コメント ステファン・ケック(オーストリア科学アカデミー アジア文化・思想史研究所)

20:15-20:55(日本)
12:15-12:55(オーストリア)
質疑および討論
パネリスト全員

20:55-21:00(日本)
12:55-13:00(オーストリア)
閉会の辞
大久保純一(国立歴史民俗博物館・副館長)

司会 福岡万里子(国立歴史民俗博物館)