神奈川近代文学館:特別展「生誕110 年 吉田健一展 文學の樂み」(2022年4月2日(土)~5月22日(日))

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展覧会情報です。

●公式サイトはこちら
https://www.kanabun.or.jp/exhibition/16237/
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※詳細は上記サイトをご確認ください。


 吉田健一(1912~1977)は、当時外交官で、敗戦後内閣総理大臣を務めた吉田茂の長男として生まれ、海外の父の任地で過ごした幼少期に流暢な英語を身につけました。日本の中学を卒業後、ケンブリッジ大学に学び、その伝統と風土のなかでヨーロッパの文学に魅了されながらも、約半年後には、日本で文士として生きてゆく決意を固め帰国します。その後、長い修業時代を経て、磨き上げられた独特の文体で、文学研究、批評、翻訳、随筆、小説の間を自在に往来しながら「英国の文学」「乞食王子」「舌鼓ところどころ」「金沢」「時間」など個性あふれる作品を次々と世に送り出しました。
 当館では2016年にご遺族から吉田健一資料約5,700点を受贈し、「吉田健一文庫」として保存してきました。本展ではそれらの資料を中心に、酒、旅、友人たちを愛し、「文學の樂み」について繰り返し私たちに語りかけたその生涯と作品を辿ります。


【会期】
2022年4月2日(土)~5月22日(日)
休館日:月曜日(5月2日は開館)
本展は会期中、展示替えを行います。【前期:4月2日(土)~30日(土)/後期:5月1日(日)~22日(日)】

【開館時間】
午前9時30分~午後5時(入館は4時30分まで)

【会場】
神奈川近代文学館第2・3展示室

【観覧料】
一般700円(500円)、65歳以上・20歳未満及び学生350円(250円)、高校生100円(100円)、中学生以下は無料
*( )内は20名以上の団体料金


★記念講演会★
2022年4月23日(土) 「翻訳家吉田健一」 講師:富士川義之
2022年5月7日(土) 「吉田健一 ――黄昏の文学」 講師:松浦寿輝
2022年5月14日(土) 「批評と文明批評」 講師:三浦雅士