和紙文化研究会:和紙研 連続企画4回シリーズ「正倉院の筆・紙・麻を見る」(2021年10月16日(土)・11月20日(土)・12月18日(土)・2022年1月15日(土)各日14:30~15:30、オンライン)

このエントリーをはてなブックマークに追加 Share on Tumblr

研究会情報です。

●公式サイトはこちら
http://washiken.sakura.ne.jp/blog/
--------------------

和紙研 連続企画4回シリーズ「正倉院の筆・紙・麻を見る」

来月10月の例会より、以下の企画を開始する予定となっております。ぜひ、ご参加いただけましたら幸いです。(オンライン見学も検討中です)

【企画意図】
南都正倉院には、極めて貴重な九千件にのぼる書跡・文房具・調度品・飲食器・仏具・武器武具・楽器楽具・遊戯具・年中行事用具・香薬類など、8世紀奈良時代からの宝物が同じ場所に保存されている。千二百年以上前のものは脆弱で、"守られてきた"という言う方があたっているかもしれない。宝物は私たち日本人の文化の淵源であり、それを守ることは、誇りであって使命だったようにも思われる。
戦後、宝物の特別調査が始まって本年で43回目の報告が行われた。これらの調査分析はその時代の研究と同時に、未来に向けての貴重な示唆ともなり、非常に重要であるが、その状態から、極めて慎重に行われてきた。
和紙文化研究会には正倉院宝物特別調査に加わった会員が2人いる。「紙(第2次)調査報告」(2005~2008年)と「麻調査報告」(2013~2015年)の2度にわたり参加した当会副会長の増田勝彦氏、「筆調査報告」(2016~2019年)にあたった日野楠雄氏である。
調査員本人から話を聞くことは、報告の内容と共に、調査の臨場感などを味わうことのできる機会であり、また、貴重な話をオンラインを通して広く知っていただきたく、4回の連続企画とした。


第1回 2021年10月16日(土) 14:30~15:30
「正倉院の筆Ⅰ 絶海の弧島と紙を巻く筆とは」
―2016~2019年 正倉院宝物特別調査「筆調査報告」より―
講師 日野楠雄
第2回 2021年11月20日(土) 14:30~15:30
「正倉院の筆Ⅱ 雀頭筆の紙の質と役割」
―2016~2019年 正倉院宝物特別調査「筆調査報告」より―
講師 日野楠雄

第3回 2021年12月18日(土) 14:30~15:30
講師 増田勝彦(和紙文化研究会副会長)

第4回 2022年1月15日(土) 14:30~15:30
講師 増田勝彦(和紙文化研究会副会長)