読者はがきより(2021.4.26)★染谷智幸編『はじめに交流ありき 東アジアの文学と異文化交流』東アジア文化講座1(文学通信)
Tweetこのシリーズ本は全巻買った。東アジアの交流史という企画が大いに気に入り、内容もとても良く、ゆっくりと楽しみながら読むことにした。
内容も文化、文学、政治、経済など多岐にわたっており、仲々良い企画だ。
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ありがとうございました!
本書の詳細は以下よりご覧下さい。
●2021年3月刊行
ISBN978-4-909658-44-9 C0320
A5判・並製・カバー装・448頁
定価:本体2,800円(税別)
前近代の東アジアの交流を学び、今に活かす!
東アジアの文化と文学の交流を学ぶシリーズ、東アジア文化講座第1巻。
中国からひろまった漢字漢文にもとづく思想や文化は、日本だけでなく、各地域でどのように展開し、継承と反発をくり返し、独自のものに再創造されたのか。
中国、朝鮮半島、日本、琉球、ベトナムなど、これらの交流圏にあった十九世紀以前の前近代の東アジアを俯瞰し、論じていく。
東アジアと日本、世界を接続して考え、問い直していくシリーズ、東アジア文化講座。
これからの東アジアを生き抜くヒントがここにある。
第1巻は東アジアの文化と異文化交流をテーマに、まず「交流」「関係」を設定し、そこから生みだされた往還、交易と文化、海域と伝承、聖地、島嶼の文化等を考える。「文化」を先にする発想からは、国家・民族の独我論に陥ってしまう危険性があることに加え、東アジアの海域やその周辺への理解は乏しいものになるであろうという姿勢のもと生み出される、新たな東アジア交流史がここに誕生した。
執筆は、小峯和明/染谷智幸/鈴木 彰/水谷隆之/水口幹記/空井伸一/岡 美穂子/高橋博巳/島村幸一/金 英順/鄭 敬珍/角南聡一郎/宮﨑晶子/菊地章太/宮腰直人/杉山和也/朴 知恵/菊地 仁/志賀市子/小俣喜久雄/福 寛美/澤井真代/黄 暁星/酒井正子/森田雅也/松浦史明/中島楽章/位田絵美/Emanuel Pastreich/堀部正円/森田憲司/松尾恒一/小島裕子/張龍妹/李銘敬/龍野沙代/丸井貴史の37名。