東京大学ヒューマニティーズセンター:第32回オープンセミナー「大規模史料群調査・研究の魅力―賀茂別雷神社文書から―」(2021年2月19日(金)17:30〜19:30、Zoom)※要申し込み

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研究会情報です。

●公式サイトはこちら
https://hmc.u-tokyo.ac.jp/ja/open-seminar/2021/kamowake-ikazuchi-jinja-monjo/
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※申し込みは上記サイトをご確認ください。


大規模史料群調査・研究の魅力―賀茂別雷神社文書から―

日時:2021年2月19日(金) 17:30 - 19:30
場所:Zoomによるオンライン開催

報告者:
金子拓(史料編纂所准教授):「松永久秀の室と家臣」
遠藤珠紀(史料編纂所准教授):「元亀乱入方算用状から見る元亀元年志賀の陣」

ディスカッサント:
高橋敏子(史料編纂所教授)

主催:東京大学ヒューマニティーズセンター、東京大学史料編纂所


賀茂別雷神社(上賀茂神社)には、中世から近世にかけての時期を中心に約14000点の古文書が伝来されています(国指定重要文化財)。このうち「算用状」と名づけられた文書は約20%の2800点にのぼります。2019年10月に開催したオープンセミナーでは、和歌山大学経済学部の三光寺由美子先生をお迎えし、算用状を研究素材として、会計学と歴史学のふたつの側面から何が明らかにできるのかを報告いたしました。

今回は、金子に加え、史料編纂所の共同研究メンバーである遠藤珠紀氏からも賀茂別雷神社文書中の算用状を素材にした報告をいただきます。さらに、史料編纂所において長く「東寺文書」(国宝・世界記憶遺産)の編纂に携わり、また、近年賀茂別雷神社文書の調査と、撮影画像のデータベース化を主導されてきた高橋敏子氏をお迎えし、賀茂別雷神社文書をはじめとした大規模史料群の調査や研究に関する経験をお聞きしながら、賀茂別雷神社文書研究の魅力について討論したいと思います。