姫路文学館:企画展「没後60年記念 歌人岸上大作展」(令和2年12月5日(土)〜令和3年3月21日(日))【オープニング記念講演会「血と雨の歌 没後六十年を迎えた岸上大作」福島泰樹 氏(歌人)12月5日(土)午後1時30分〜 ※終了】
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http://www.himejibungakukan.jp/events/event/kishigamidaisaku60/
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生きている不潔とむすぶたびに切れついに何本の手はなくすとも
ぼくの生涯はすべて待っていた。何かを。 絶筆「ぼくのためのノート」より
60年安保闘争に日本中が揺れた年の終わりに、21歳の若さで自らの命を絶った歌人岸上大作。当時、安保改定阻止闘争に参加した多くの若者たちのひとりであった岸上は、そのためらいと高揚感を短歌に詠みこんだ夭折の歌人として、そして昭和の青春のひとつの象徴として、読み継がれ、語り継がれてきました。
当館では、岸上のご遺族、また親友であった故高瀬隆和氏が長年にわたって大切に保存されてきた資料を受け継ぎ、収蔵しています。日記や原稿、手紙、断簡に至るまで、彼が短い人生のなかで、驚くほど細かく書き残したものをひもといてゆくと、多感な少年がいかに文学と出会い、文学を信じ、そのかたくななまでの信念に殉じていったかが、悲痛なほどに伝わってきます。彼の作品は、その生硬さ、未完成さゆえに、時代をこえて、それぞれの青春の痛みを味わった人々の心の奥底を揺さぶる力を持っているのかもしれません。
岸上大作が世を去ってから60年。今ふたたび、彼が生きた証しを一堂に展観することにより、その21年の歩みと、彼が命を賭けて短歌史に刻んだ足跡を探っていきます。
会期 令和2年(2020年)12月5日(土曜日)から3月21日(日曜日)
開館時間 午前10時から午後5時(入館は4時30分まで)
休館日 毎週月曜日(ただし1月11日は開館)、年末年始12月25日(金曜日)から1月5日(火曜日)、1月12日(火曜日)、2月12日(金曜日)、2月24日(水曜日)
会場 姫路文学館 北館
観覧料 一般310円、大学・高校生210円、中学・小学生100円(常設展料金)、20名以上の団体は2割引
主催 姫路文学館
〈オープニング記念 福島泰樹講演会〉
日時 令和2年12月5日(土曜日)午後1時30分から3時
会場 姫路文学館講堂(北館3階)
講師 福島泰樹(歌人)
演題 「血と雨の歌 没後六十年を迎えた岸上大作」
定員 80人
要申込・11月27日(金曜日)必着(応募者多数の場合は抽選)