高松市 菊池寛記念館:菊池寛「真珠夫人」の100年記念展(〜2020年11月1日(日)、サンクリスタル高松)

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展覧会情報です。

●情報サイトはこちら
https://www.sanyonews.jp/article/1064200?rct=m_syakai
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 文豪菊池寛(高松市出身、1888~1948年)の出世作となった小説「真珠夫人」の発表100周年を記念した企画展が、同市昭和町のサンクリスタル高松で開かれている。11月1日まで。

 男爵令嬢・瑠璃子と男たちの愛憎劇を描いた物語。大阪毎日新聞学芸部長だった薄田泣菫(倉敷市出身)の勧めで大正9(1920)年に同紙と東京日日新聞に連載し、圧倒的な支持を集めた。最近も2002年にテレビドラマ化され、大きな話題を呼んだ。

 同展は高松市の菊池寛記念館が企画し、収蔵品約300点を展示。連載第1回の掲載紙や初版本、新聞小説への思いを打ち明けた菊池のエッセー、同作を解説した川端康成の直筆原稿といった貴重な資料が、後に「文芸春秋」を創刊し、芥川賞、直木賞を創設した菊池の足跡とともに紹介されている。

 福江成美学芸員は「執筆に傾けた菊池の情熱と努力に触れてほしい」と話している。