小森陽一『漱石深読』(翰林書房)

このエントリーをはてなブックマークに追加 Share on Tumblr

翰林書房さまよりいただきました。

02_202004_sousekisindoku.jpg

小森陽一[著]
4/6判並製・312頁・2400円+税
ISBN978-4-87737-447-1

版元公式サイト
http://kanrin.co.jp/book/02_202004_sousekisindoku.php

『こゝろ』をめぐる論争の当事者が
夏目漱石の代表作を冒頭分析で論じる

夏目漱石の長篇小説の多くは、新聞連載小説であった。きわめて厳しい言論統制と権力による情報弾圧の中で、最も広い読者層に言葉を渡すことの出来る、新聞小説という領域において、漱石夏目金之助が、どのような言語的文学的実践をしたのかを、今の時代において読者のみなさんとの有効な共通体験としたいというのが本書の願いである。

「あとがき」より

【目次】
はじめに
第一回 吾輩は猫である
第二回 坊っちゃん
第三回 草枕
第四回 虞美人草
第五回 坑夫
第六回 三四郎
第七回 それから
第八回 門
第九回 彼岸過迄
第十回 行人
第十一回 心
第十二回 道草
第十三回 明暗
あとがき