文学通信｜多様な情報をつなげ、多くの「問い」を世に生み出す出版社

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日　時：３月１４日(土)　午後３時～６時　　　　　　　　　　　
会　場：学習院大学　北２号館　１０階　大会議室　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
題　目："煮詰まる"の「誤用」について　　　　　　　　　　　
　　　　―「議論が煮詰まった」とは？―　　　　　　　　　　　
発表者：新野直哉（国立国語研究所）　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
要　旨：「「議論が煮詰まった」とは本来＜意見が出尽くして結論を
出す段階になった＞という意味だが、＜行き詰まり、結論が出せない
状態になった＞という正反対の意味に解釈する人がいる」という
事例は、近年「日本語本」やテレビのクイズ番組等で取り沙汰される
「間違い言葉」「おかしな日本語」の定番例の一つとなっている。
今回はこの"煮詰まる"の使用実態、「誤用」の発生要因やその時期、
国語辞書の記述の妥当性といった問題について、実例調査や世論調査の
結果などに基づき考察する。　　　　　　　　　　　　　　　　　

＊事前申し込み不要・参加費無料です。