中之島香雪美術館:企画展「上方界隈、絵師済々 Ⅰ」【記念講演会・安永 拓世氏(東京文化財研究所 文化財情報資料部 研究員)2020年2月1日(土)中之島会館 ※要申し込み】(2019年12月17日(火)〜2020年3月15日(日))

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展覧会・講演会情報です。

●公式サイトはこちら
http://www.kosetsu-museum.or.jp/nakanoshima/exhibition/2019-12-17-2020-03-15/

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※記念講演会の申し込みは、上記公式サイトをご確認ください。

18世紀の上方の画壇は、狩野派、土佐派、文人画派、長崎派、円山派など、文字通り多士済々の様相を呈していました。中でも、円山応挙(1733-1795)の写生画は京都で大流行します。その後、応挙から教えを受けた呉春(1752-1811)と弟子による四条派は、写生画に情趣を加え、より親しみやすい画風を打出し、町衆たちに大いに受入れられました。
一方、商都として栄えた大坂では、独自の画壇が形成されていました。応挙とも関わった森狙仙(1747-1821)・徹山(1775-1841)の森派など、京都の動向に影響を受けつつ、大坂を拠点に活躍した絵師たちは多く存在します。同時に、古典の知識や教養を介さずに楽しめる四条派の絵画は、大坂にも伝わり人気を博しました。
本展では、円山・四条派を中心に上方画壇の展開に注目します。前期(2019年12月17日-2020年2月2日)は、円山派だけでなく他流派も含め京都で活躍した絵師たちを紹介します。後期(2020年2月4日-3月15日)では、京都からの影響をうけつつ、独自に花開いた大坂画壇の動向を、四条派に焦点を当ててたどります。


開催期間 2019年12月17日(火)〜2020年3月15日(日)
開催時間 午前10:00 ~ 午後5:00(ご入館は午後4時30分まで)

【展示替え】※各期で作品を総入れ替えします
前期:2019年12月17日(火)~2020年2月2日(日)
後期:2月4日(火)~3月15日(日)


★企画展「上方界隈、絵師済々 Ⅰ」記念講演会
安永 拓世 氏(東京文化財研究所 文化財情報資料部 研究員)
「京と浪花を行きつ戻りつ-絵と絵師のはざまで-」

2020年2月1日(土) 午後2:00~3:30(1:30 受付開始)
会場:中之島会館(中之島香雪美術館隣)
参加料:500円(美術館入館には別途入館券が必要)