泉鏡花記念館:企画展「鏡花百物語」(2019年11月16日(土)〜2020年5月10日(日)前期・後期あり)

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展覧会情報です。

●公式サイトはこちら
https://www.kanazawa-museum.jp/kyoka/exhibit/index.html

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開催期間
前期:2019年11月16日(土)-2020年2月11日 (火) ※88 日間
後期:2020年2月14日(金)-2020年5月10日  ※87 日間

休館:2019年12月29日(日)-2020年1月3日(金) ※年末年始休館
    2020年2月12日(水)-2020年2月13日(木) ※一部入れ替え
2019年10月8日(火)~10月10日(木) ※一部入れ替えのため 


主な展示
「八犬伝」を収めた鏡花愛蔵の草双紙箱(泉名月遺族蔵)
鏡花自筆草双紙目録(泉名月遺族蔵)
鏡花自筆のおばけ(手帳)「袋井」(泉名月遺族蔵) ※前期のみ
鏡花自筆のおばけ(手帳)「豊橋」(泉名月遺族蔵) ※後期のみ
  他 約30点


 僕は明かに世に二つの大なる超自然力のあることを信ずる。
 これを強ひて一纏めに命名すると、一を観音力、他を鬼人力とでも呼ばうか、
 共に人間はこれに対して到底不可抗力のものである。
                  ―泉鏡花「おばけずきのいはれ少々と処女作」明治40年5月

自他ともに認める〝おばけずき〟として、多くの怪奇幻妖の物語を世に送り出し、また怪談会などを通して各界の〝おばけずき〟との交流を密にした鏡花。人智を超えた存在とその力を信じ、畏敬の念を抱くと同時に、作家として虚実の間を愉しんだ鏡花が描く〝怪異〟の筆は、数々の非難も怖れず、ますます冴えわたり......!
鏡花が〝私の感情の具体化〟と明言する〝おばけ〟の世界。書いたり、描いたり、語ったり......さまざまなバリエーションで生涯にわたり繰り広げられた〝鏡花百物語〟にご招待します。