高知県立大学文化学部 シンポジウム「新元号「令和」の典拠を考える―万葉集の散文学―」(2019年10月26日(土)、高知県立大学永国寺キャンパス 教育研究棟A101教室)
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●公式サイトはこちら
https://www.u-kochi.ac.jp/~bunkagak/info/20190807.html
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万葉集の第一人者奈良大学の上野誠先生とイェール大学大学院からローレン・ウォーラー氏をお招きして、公開シンポジウムを行います。
新元号「令和」の典拠に関しては、既に出揃った感があります。したがって、本シンポジウムにおいては、新たな典拠を探るのではなく、典拠として挙げられている各々の書物を中心に、「令和」との関りを考察します。
万葉集の専門家の立場から(上野、ウォーラー)、典拠とされる漢籍の専門家の立場から(高西)、より広い視野として日本思想史の専門家の立場から(ヨース)、そして、新元号の発表以来、賛否を巡り一連の報道がなされたが、なぜこれほどまでに多彩な意見が提示されたのか、「令和」という元号じたいが内包する問題を炙り出す立場から(東原)と、新元号をめぐる諸問題を多角的に捉え、立体的に論じ、深く考える場を提供したいと思います。
・日時:2019年10月26日(土)13:00~16:00(12:30開場)
・会場:高知県立大学永国寺キャンパス 教育研究棟A101教室
(予約不要、当日先着順、入場無料)
講師:上野 誠(奈良大学教授)
「大宰府文学圏の思想 ―万葉集と令和―」
ローレン・ウォーラー(イェール大学大学院生・元高知県立大学准教授)
「古典を作る、古典を引用する―『萬葉集』と「初春令月 気淑風和」を考える」
高西成介(高知県立大学教授)
「元号と『文選』―日本に於ける『文選』受容と関連して」
ヨース・ジョエル(高知県立大学教授)
「政治権力と時間―日本と世界の歴史思想を比較して」
東原伸明(高知県立大学教授)
「元号の常套と「令和」の特異性 ―韻文ではない散文の意味生成―」
総合司会:田中裕也(高知県立大学講師)
(主催)高知県立大学文化学部
(共催)高知県立大学地域教育研究センター