立命館土曜講座「世界の漢字研究」(2019年9月28日(土)14:00~17:00、立命館大学衣笠キャンパス以学館 IG101(1号ホール))

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研究会情報です。

●公式サイトはこちら
http://www.ritsumei.ac.jp/acd/re/k-rsc/sio/data/doyo190928.pdf

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聴講無料、申込不要

【日本以外にも漢字を使う国と地域があり研究者がいる。ノルウェイの何莫邪教授は世界的に著名な漢字の研究者である。馬では到達できず、船が必要な日本にも漢字は広まった。そして漢字をまねた国字を作るようになった。ベトナムでも国字が作られ、字喃という。台湾はじつは臺灣と書かねばならない。韓國はハングルを作ったが、漢字はどうなったのだろう。この文章の太字をあわせると邪馬臺國となる。臧克和教授はこれを考察。宋、范燁撰『後漢書』東夷伝、倭では邪馬臺國だが、おなじみの晋、陳壽撰『三国志』魏志、東夷、倭人では邪馬壹國で、「臺」ではなく「壹」なのである。】

2019年9月28日(土)   14:00~17:00
会場 立命館大学衣笠キャンパス
以学館 IG101(1号ホール)
主 催: 立命館大学 衣笠総合研究機構   お問い合わせ: 土曜講座事務局TEL: 075-465-8224
共 催: 白川静記念東洋文字文化研究所、立命館孔子学院

漢字と文化
朱岐祥 台湾 東海大學中文系教授

古代中国の言語学の方法論を探る
何莫邪 Christoph Harbsmeier ノルウェイ コペンハーゲン大学教授

ベトナムの文字を民族中心主義から分析する
阮俊強 ベトナム 越南社会科学翰林院漢喃研究院教授

国号「日本」の「本」はどのような意味か
大形徹 日本 大阪府立大学教授・立命館大学客員教授

東アジアにおける文字を中心とする文明の根源
河永三 韓国 慶星大学教授・韓国漢字研究所長

中国から見た邪馬台国論争
臧克和 中国 華東師範大学終身教授・世界漢字学会会長

張莉 日本 大阪教育大学准教授・立命館大学白川静記念東洋文字文化研究所客員研究員