特別展「中島敦展――魅せられた旅人の短い生涯」(2019年9月28日(土)~11月24日(日)、神奈川近代文学館)
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●公式サイトはこちら
https://www.kanabun.or.jp/exhibition/10222/
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知識人の家系に生まれて漢学と英語を自在にこなし、それを主翼として世界文学の世界をはるか遠くまで飛行した。エンジンとなったのは想像力。南洋諸島も古代中国もアッシリアも彼の脳内では自宅の庭のようなもの。私的な領域をやすやすと逃れて彼が構築したのは、人間の普遍を目指す新しい文学だった。――池澤夏樹(作家、本展編集委員)
中島敦(1909-1942)が短い生涯のなかで遺した作品は20数編、著書はわずか2冊を数えるのみです。南洋庁の役人としてパラオ赴任中の1942年(昭和17)2月に文壇デビューを果たしたものの、作家生活は1年に満たず、その年の12月には志半ばにして亡くなりました。しかし、「山月記」「光と風と夢」「李陵・司馬遷」など中島が紡ぎ出した物語は、若い世代を含め今も多くの人々に愛され、読み継がれています。
中島敦の生誕110年を機に行う本展では、中島の短くかつ起伏に富んだ人生を「旅」と捉え、33年の生涯を振り返ります。そして、その珠玉の作品が今日見せる様々な広がりを紹介します。
【会期】
2019年9月28日(土)~11月24日(日)
休館日は月曜日(10月14日、11月4日は開館)
【開館時間】
午前9時30分~午後5時(入館は4時30分まで)
【会場】
神奈川近代文学館第2、3展示室
【観覧料】
一般700円(500円)、65歳以上/20歳未満及び学生350円(250円)、高校生100円、中学生以下無料
*( )内は20名以上の団体料金
※身体障害者手帳、愛の手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方は無料(詳しくはお問い合わせください)
【主催】
県立神奈川近代文学館、公益財団法人神奈川文学振興会
【編集委員】
池澤夏樹
【後援】
駐日パラオ共和国大使館、中島敦の会、NHK横浜放送局、FMヨコハマ、神奈川新聞社、tvk(テレビ神奈川)
【協賛】
講談社、筑摩書房、京浜急行電鉄、相模鉄道、東京急行電鉄、横浜高速鉄道、神奈川近代文学館を支援(サポート)する会
【広報協力】
2019文豪ストレイドッグス製作委員会、KAAT 神奈川芸術劇場