早稲田大学演劇博物館 「武原はん秘蔵映像」公開記念解説トークイベント(2018年12月12日(水)17:30~18:30、早稲田大学早稲田キャンパス 6号館 3階 レクチャールーム)

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研究会情報です。

●公式サイトはこちら
http://www.waseda.jp/enpaku/ex/7655/

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【古典芸能から近現代演劇、舞踊に至る様々な舞台芸術・芸能を撮影した記録映像は個々の上演の実際と上演当時の文化的・社会的状況を伝える重要な文化資源です。早稲田大学演劇博物館では、このような記録映像に適した保存媒体や保存方法を見出し、デジタル化と長期保存の方法について、現時点で実現可能な一定の方針を打ち出すことを目的に、平成26年度から30年度までの5年間にわたり「舞台芸術・芸術関係映像のデジタル保存・活用に関する調査研究事業」へ取り組んできました。その成果発表の一環として、戦後を代表する日本舞踊家・武原はん氏に関連する本館収蔵映像資料のデジタル化映像の一部を特別上映します。上映初日となる12月12日、演劇博物館副館長・児玉竜一による解説トークイベントを開催します。】

日時:2018年12月12日(水)17:30~18:30
会場:早稲田大学早稲田キャンパス 6号館 3階 レクチャールーム
解説:児玉竜一(演劇博物館副館長)
定員:30人 ※予約不要・会場に直接お越しください
参加費:無料

プログラム
17:00  上映
    『雪』(制作年詳細不明)、『杜若(西川鯉三郎との稽古風景)』(制作年詳細不明)

18:00  解説

■武原はん(1903-1998)
昭和期を代表する日本舞踊家。徳島県生まれ。大阪の大和屋芸妓学校で芸者としての教育を受け、踊りの名手として人気を集める。のちに東京に移住して、地唄舞の普及に大きく寄与する。二代目西川鯉三郎から歌舞伎舞踊系の踊りも学び、美術評論家の青山二郎らとの交流によって美意識を磨き、「動く浮世絵」と称された独特の美しい舞姿で多くの支持をあつめた。演劇博物館では、代名詞ともいうべき「雪」をはじめ、多くの舞姿の映像をご寄贈いただいている。