和紙文化研究会7月拡大例会・「楮生産の現状と課題」(2018年7月21 日(土)13:00~17:00、小津和紙本社ビル 3階展示場「小津和紙照覧」、参加費: 2,000円、要申し込み)
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http://washiken.sakura.ne.jp/blog/
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※申し込み方法は上記公式サイト参照のこと。
【和紙文化パネル‐workⅤ「楮生産の現状と課題」
最近、和紙の主な原料である楮は、国内で品質の良いものを確保することが困難になっています。そのような状況で、今後の和紙の生産や品質がどのようになっていくのか、和紙文化研究会として危惧しているところです。そこで今回の和紙文化パネルでは、楮生産の現状をテーマといたします。
まずは、楮の生産の全国的な調査を行い、ご自身も高知県で楮の栽培を行っている高知大学の田中求先生に楮の生産の変遷や現状について取り上げていただきます。その後、いくつかの産地の方々に、産地もしくはご自身でどのように楮を確保しているかをお話しいただきます。各産地や漉き手の方々は楮を確保するために、さまざまな方法でそれらを乗り越えようとしています。産地全体で共同購入したり、個人で購入先を確保したり、自ら楮を栽培したり、国産だけではなく外国産の楮を確保したりとその方法はさまざまです。しかし、そのような工夫をしながらも、原料の確保が難しい状況にあります。
今回の和紙文化パネルでは、時間にも限りがあるため、全ての産地を網羅することはできませんが、いくつかの現状を取り上げることで、多くの方々にその現状を知ってもらう機会としたいと考えております。】
◆概 要
日時:2018年7月21 日(土)13:00~17:00
会場:小津和紙本社ビル 3階展示場「小津和紙照覧」
参加費: 2,000円
◆タイムスケジュール等
開場
12:00 受付開始
開会
13:00~13:10 開会の挨拶:稲葉政満(和紙文化研究会会長)
基調講演
13:10~14:10 田中求 講師 (高知大学)
「楮生産の変遷と現状」
14:10~14:20 質疑応答
14:20~14:30 休憩
産地報告
14:30~15:00 石川浩 講師(会員・福井県和紙工業協同組合理事長)
産地報告①「越前(福井県)」
15:00~15:30 谷野裕子 講師(手漉き和紙たにの)
産地報告②「小川(埼玉県)」
15:30~16:00 宮本謙三 講師(東中江和紙加工生産組合)
産地報告③「五箇山(富山県)」
16:00~16:30 鎮西寛旨 講師(ひだか和紙㈱代表取締役社長)
産地報告④「土佐(高知県)」
16:30~16:55 質疑応答
16:55~17:00 閉会の挨拶 増田勝彦(和紙文化研究会副会長)