かごしま近代文学館:企画展「島尾敏雄の本棚」(2026年2月4日(水)~3月23日(月))【関連イベント・講座】①「世界史家としての島尾敏雄──講義ノートの分析から」小田龍哉氏(2026年2月23日(月・祝)、②「『死の棘』のなかの本、『死の棘』をつくった本──島尾敏雄旧蔵書から」多田蔵人氏(2026年3月21日(土))、各日14時~15時30分※要申し込み

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展覧会・講座情報です。

●公式サイトはこちら
https://www.k-kb.or.jp/kinmeru/topics/11620/

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※詳細は上記サイトをご確認ください。


作家・島尾敏雄は、10代の頃から本屋に通っては、様々な本を蒐集してきました。度重なる転居などにより、失われてしまった本もありますが、島尾亡き後、妻・ミホの終の棲家となった奄美大島の自宅書庫には膨大な蔵書が残されていました。当館ではこれら旧蔵書の一部約5,000冊をご遺族から寄贈していただき、収蔵しています。

そのジャンルは、日本の古典から時代小説、現代小説、詩歌、外国文学、哲学、思想、宗教、歴史、戦争、郷土史、政治、経済、民俗学、医学、美術、演劇、映画、語学、漫画まで、多岐にわたっています。これらの本から得た知の集積は、島尾にとって、作品執筆の手掛かりになったり、生きる上での道標となったりしました。

本展では島尾が蒐集した蔵書の一部を展示するとともに、日記や読書ノート、エッセイ、書評等の関連資料をとおして、読書が島尾敏雄の人生に与えた影響を考察します。


関連イベント

1.講座 「世界史家としての島尾敏雄──講義ノートの分析から」

日時 2月23日(月・祝) 14時~15時30分
講師 小田龍哉氏(同志社大学人文科学研究所嘱託研究員)
会場 メルヘンホール(かごしま近代文学館 地下1階)
定員 60名(先着)
参加費 本企画展観覧券

2.講座 「『死の棘』のなかの本、『死の棘』をつくった本──島尾敏雄旧蔵書から」

日時 3月21日(土) 14時~15時30分
講師 多田蔵人氏(国文学研究資料館准教授)
会場 メルヘンホール(かごしま近代文学館 地下1階)
定員 60名(先着)
参加費 本企画展観覧券