第29回古代官衙・集落研究集会 【テーマ】「厨をめぐる諸問題」(2025年12月20日(土)・21日(日)、 会場とオンライン配信(TeamsまたはZoom)を併用したハイブリッド形式にて開催)
研究会情報です。
●公式サイトはこちら
https://www.nabunken.go.jp/fukyu/event2025.html#research02
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※詳細は上記サイトをご確認ください。
【テーマ】「厨をめぐる諸問題」
古代官衙の構成要素の一つである「厨」は、官衙に欠かせない役割を果たしていたにも関わらず、十分に検討が尽くされているとは言い難い。従来、文献資料や墨書土器などから厨の推定が行われているが、遺構としてその実態について明らかにされた事例は少なく、官衙全体の中で厨が果たした役割や意義については不明な点が多い。
今回の研究集会では厨と推定される遺跡を取り上げて、検出遺構や出土遺物の特徴を整理し、官衙遺跡においてどのような遺構・遺物から厨の空間を把握できるのか、政庁や曹司など官衙を構成する各空間との差異は何かについて明らかにする。この議論を通じて、官衙における「厨」の位置づけと研究の到達点を共有するとともに、今後、調査研究を進めるうえでの視点と諸課題を整理したい。
【日程】
2025年12月20日(土)・21日(日)
会場とオンライン配信(TeamsまたはZoom)を併用したハイブリッド形式にて開催
12月20日(土)
12:00~ 開場
12:30~12:40 開会挨拶
12:40~13:40 趣旨説明・古代宮都の厨関連遺構-平城宮東院地区を中心に-
小田裕樹(奈良文化財研究所)
13:40~14:40 幡羅官衙遺跡と東国の厨-評・郡家を中心に-
知久裕昭(深谷市教育委員会)
14:40~14:50 〈休憩〉
14:50~15:30 胆沢城跡の厨遺構
高橋千晶(奥州市教育委員会)
15:30~16:30 史料からみた厨の構造と機能
黒羽亮太(山口大学人文学部)
16:30~17:30 東大寺写経所における厨・料理供養所の機能と役割
森川実(奈良文化財研究所)
12月21日(日)
9:30~11:50 討論
司会:三舟隆之(立教大学文学部)
11:50~ 閉会挨拶
※報告題目は仮題ですので、変更する場合もあります。
【場所】
奈良文化財研究所 平城宮跡資料館 講堂(地図参照)
【情報交換会】
日時:12月20日(土)18:00~20:00 参加費:5,000円程度
※情報交換会の参加は任意です。
【参加申込】
上記公式サイトにてご確認ください。
































































