人文学の正午研究会第9回定例大会 シンポジウム 歴史における美とはなにか(2025年9月13日(土)14:00〜17:30、奈良女子大学文学部S棟2階228講義室)

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【私が人生で最初にぶつかった難問は、美ということだったと言っても過言ではない。(三島由紀夫『金閣寺』)
美は私たちのすぐそばに、一瞬のきらめきのように姿を見せます。あくまで、感覚としてまずは現れることでしょう。そして私たちは惹き寄せられ、時として惑わされることでしょう。近いようで、届くことのないもの。遥か遠くにつづいていて、ゆらめくヴェールに包まれているもの。だからこそ私たちは、美を、追い求めてしまうことでしょう。
そして歴史は、過去を対象とする以上、もうすでにいまここには立ち現れないものとされます。失われてしまったものとされています。しかし死者の息吹は、史料をとおして感じられ、私たちは過去へと招き寄せられるのです。
さて、本シンポジウムでは、美とは何か、この根本を問いなおします。その姿を、歴史という舞台と照明によって、捉えてみようと思います。】
【報告1】
川瀬理央「モノに美をみること ----好古から美術、民藝へ」
【報告2】
汲田美砂「発露する「ことば」 ----言文一致の近代」
【報告3】
田中希生「志賀直哉 ----善を超える自然」
【報告4】
藤根郁巳「美と信仰の境界 ----金春禅竹の精神」
◎日程:9月13日(土)14:00〜17:30
(開場13:30)
◎場所:奈良女子大学文学部S棟2階228講義室