文京区立森鴎外記念館 コレクション展「小説『舞姫』をよんでみよう!」 (2025年 7月 4日 ~ 2025年 9月 30日)

展覧会情報です。
●公式サイトはこちら
https://moriogai-kinenkan.jp/modules/event/?smode=Daily&action=View&event_id=0000002400&caldate=2025-8-8
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※詳細は上記サイトをご確認ください。
会期:2025年7月4日(金)~9月30日(火)
※会期中の休館日:7月22日(火)・23日(水)、8月25日(月)・26日(火)、9月24日(水)・25日(木)
開館時間:10時~18時(最終入館は17時30分)
※7月9日(水)は9時より開館、8月2日(土)は20時閉館(最終入館は19時30分)
会場:文京区立森鴎外記念館 展示室2
観覧料:一般300円(20名以上の団体:240円)
・中学生以下無料
・障害者手帳ご提示の方と介護者1名まで無料
・文京ふるさと歴史館入館券、パンフレット(押印入)、友の会会員証ご提示で2割引き。
その他各種割引がございます。詳細はこちらをご覧ください。
※8月2日(土)は区民無料観覧日(文京区内在住・在勤・在学者対象、要身分証明書)
【森鴎外(文久2[1862]-大正11[1922])は、小説『舞姫』を明治23[1890]年1月に雑誌「国民之友」に発表しました。それまで論文や外国文学の翻訳等を主に執筆してきた鴎外が発表した創作小説の第一作目です。この作品は、昭和32[1957]年以降、高等学校国語科の教科書に取り上げられてきたことから、森鴎外という作家を『舞姫』という作品とともに記憶している人も多いことでしょう。
小説『舞姫』は、ドイツから船で帰国途中の青年・太田豊太郎による回想という形をとります。官僚として派遣されたベルリンで出会ったエリスとの恋、自分の学問や将来などを巡る葛藤や悩みとともに、帰国に至ったいきさつが描かれます。
本展では、鴎外生前に『舞姫』が掲載された雑誌や書籍のほか、創作の背景にあった鴎外自身のドイツ留学や当時の反響などに関連する館蔵資料を展示します。
そして、「国民之友」で発表される直前の明治22年末に執筆した自筆草稿(複製)全28枚を展示します。鴎外は『舞姫』を書籍に収録するたびに推敲を重ねており、今日私たちが教科書などでよむ『舞姫』と自筆草稿とを比べると、語句の変更や削除箇所があることに気づきます。手書きの文字や推敲の跡に注目しながらよみ、鴎外が吟味を重ねた言葉を味わってください。】