第162回 鶴見大学図書館貴重書展「紫式部――史実と伝説――」(2025年1月21日(火)~2月20日(木)、鶴見大学図書館 1階エントランス)

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展覧会情報です。

●公式サイトはこちら
https://www.tsurumi-u.ac.jp/site/library-official/library-news20250114-1.html
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※詳細は上記サイトをご確認ください。

第162回 鶴見大学図書館貴重書展「紫式部――史実と伝説――」

ごあいさつ
 あけましておめでとうございます。新春の貴重書展は源氏物語研究所が担当しています。今回は「紫式部―史実と伝説―」と題しました。昨今、ドラマの影響もあり、紫式部への関心が高まっています。果たして実際の紫式部はどのような存在で、どのような人生を歩んだのでしょうか。

 もっとも、1000年以上も前に生きていた人の生涯など、現代の我々には知る由もありません。その手がかりとなるのが書物です。紫式部は『紫式部日記』や『紫式部集』を遺し、さらに『栄花物語』などの後代の文献にもその名が見えます。しかし、いずれも作者自筆本は現存せず、これらの作品は長らく手書きで写され伝わってきました。そのため、書写のたびに書き間違いなどが生じたほか、何らかの意図によって内容が書き換えられる場合もありました。つまり、現代の我々が目にできる『紫式部日記』なり『紫式部集』なりは、そうした大小の錯誤や改変を含んでいるはずなのです。したがって、紫式部について文献から知るためには、前段階として、現存する書物に幅広く目を通し、それぞれの特徴や信頼性などを調査する必要があります。源氏物語研究所が『源氏物語』とそれに関連する古典籍の蒐集に尽力しているのも、そのためです。

 今回展示できたのはさまざまな文献に記された紫式部の情報の一部に過ぎませんが、ひとつひとつ意匠を凝らした書物の素晴らしさとともにお楽しみください。

2025年1月 源氏物語研究所

日程
​期間:2025年1月21日(火曜日)~2月20日(木曜日)

場所:鶴見大学図書館 1階エントランス

開館時間:
月曜~金曜:8時50分~21時
土曜:8時50分~18時
日曜・祝日・大学休業日:休館

休館日:
1月26日(日曜日)、2月2日(日曜日)、2月9日(日曜日)、2月11日(火曜/建国記念の日)、2月16日(日曜日)