龍谷大学:第23回文学部コモンズカフェ「『源氏物語』は予言するか?─夕霧と源師房を中心に─」(2024年11月5日(火)12:35~13:05、 大宮キャンパス 東黌2階スチューデントコモンズ(学内者限定)+オンライン(Zoom))※オンライン要申し込み(2024年11月1日(金)17時まで)

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講演会情報です。

●公式サイトはこちら
https://www.ryukoku.ac.jp/nc/news/entry-15609.html
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※詳細は上記サイトをご確認ください。

第23回文学部コモンズカフェでは、現在放映中のNHK大河ドラマ「光る君へ」でもメインテーマとなっている『源氏物語』を題材に、文学部 日本語日本文学科  安藤 徹 教授より、「『源氏物語』は予言するか?─夕霧と源師房を中心に─」 をテーマに、対面とオンラインのハイブリッド形式にて開催いたします。

普段の講義とは少し違った気楽な楽しい学びの場となっております。お気軽にご参加ください。

※対面での参加は、学内者限定とさせていただきます。対面の場合、食事を取っていただくことはできませんが、飲み物は可とし、コーヒーを提供させていただきます。

日 時:2024年11月5日(火)12:35~13:05

講 師:文学部 日本語日本文学科  安藤 徹 教授

テーマ:『源氏物語』は予言するか?─夕霧と源師房を中心に─ 

対 象:どなたでもご参加いただけます。(対面での参加は学内者のみ)

場 所:大宮キャンパス 東黌2階スチューデントコモンズ(学内者限定) 
    または Zoomでのオンライン参加

内 容:
『源氏物語』の夕霧は、光源氏と葵の上とのあいだに生まれ、母方の左大臣家(藤原氏の名門)で育てられました。
彼は光源氏家を継ぐべき人生を歩むとともに、左大臣家にとっても重要な存在となっていきます。
こうした夕霧のありようは、『源氏物語』成立後に活躍した源師房(1008--1077)を彷彿とさせるところがあります。
彼は村上天皇第七皇子の具平親王の子であり、かつ藤原道長の嫡男・頼通の養子(いわゆる他姓養子)になり、頼通の異母妹と結婚しました。
このように藤原摂関家の一員に位置づけられつつ、村上源氏の嫡流である中院流の祖となった師房の人生を先取りするかに見えるのが、虚構の人物である夕霧なのです。
この夕霧に注目しつつ、文学は予言するか、考えてみたいと思います。