斎藤英喜編著『文学と魔術の饗宴・日本編』(小鳥遊書房)
Tweet南郷晃子様、清川祥恵様、植朗子様よりいただきました。
公式サイトはこちら。
https://www.tkns-shobou.co.jp/books/view/654
価格(税込):本体2,200円+税
出版年月日:2024年9月30日
A5判並製・184頁
ISBN:978-4-86780-056-0
【内容】
頁を開いて、文学の魔窟へ!
御伽草子『御曹子島渡』と兵法書「虎之巻」、中世の護符から江戸時代の『老媼茶話』、ラフカディオ・ハーン、西洋魔術の輸入、三島由紀夫に原民喜、そして『鬼滅の刃』まで、日本文学に潜む「魔術」を多角的に抉り出す。
佐々木喜善の「魔法」や、ホラー作家のコラムなども収録
【目次】
プロローグ(斎藤 英喜)
第一章
中世の物語と呪術・身体 --御伽草子『御曹子島渡』と兵法書「虎之巻」をめぐって--
(金沢 英之)
第二章
護符の神学 --中世神道と魔術の世界--
(小川 豊生)
第三章
『老媼茶話』の魔術
(南郷 晃子)
第四章
ラフカディオ・ハーンに誘われて
(斎藤 英喜)
第五章
西洋近代魔術の到来--井上勤訳『龍動鬼談』をめぐって--
(一柳 廣孝)
第六章
三島由紀夫の超常論理--『美しい星』における円盤学と占星学--
(梶尾 文武)
第七章
崩れ墜つ天地のまなか--原民喜の幻視における魔術的現実--
(清川 祥恵)
第八章
『鬼滅の刃』における「鬼」たちの魔術的力--鬼の始祖・鬼舞辻無惨をめぐって--
(植 朗子)
[コラム①]
「法ごと」の消長 --佐々木喜善の「魔法」をめぐって--
(渡 勇輝)
[コラム②]
虚構の中で魔術を使う
(芦花 公園)
索引