東京大学東アジア藝文書院:シンポジウム「駒場の教養を問う―30年後のよりよき世界へ」(2024年9月20日(金)11:00 ~ 17:30、東京大学駒場Iキャンパス 101号館11号室+オンライン(Zoom))※要申し込み
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●公式サイトはこちら
https://www.c.u-tokyo.ac.jp/info/news/events/20240913160000.html
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※詳細は上記サイトをご確認ください。
東アジア藝文書院(EAA)は「東アジアからの新しいリベラルアーツ」を掲げて2019年に発足以来、今日に至るまで、研究・教育・社会連携の各方面において多彩な活動を行ってきました。COVID-19パンデミック期間中にも「一高プロジェクト」を組織したほか、北京大学のリベラルアーツ学部である元培学院と研究・教育交流を続けています。また、「30年後の世界へ」をテーマに掲げて駒場の学生さんたちと未来のよりよき世界について思いをめぐらせてきました。
東アジアの諸大学ではリベラルアーツへの関心が高まっており、また近年では、日本でも広く社会的にその必要性が再評価されています。わたしたちはEAAの経験を踏まえて、日本の「教養」を先端で担い続けてきた一高の伝統を継ぐ「駒場」の役割を再度考えなおす必要が強くあると実感するようになりました。そのためには、日々この駒場で、今日の教養を実践しつづけている多くの先生方と共に、ここで行われている「教養」とは何なのか、それはいったい何を目指しているのか、駒場は今日の惑星的危機のなかでいかにして人類のよりよき生に貢献していくべきなのか、総じて、駒場の教養のあるべき姿はどのようなものなのかについて広く語り合うことが大切であると思い至りました。
とくに今年は一高の前身となる東京英語学校の設立から数えて150周年に当たる記念の年でもあります。東京大学の創立150周年に先んじて節目の年を迎える総合文化研究科・教養学部が教養を問い直すことで、新しい時代における東京大学があるべき姿の一端を示したいと思います。
テーマは「駒場の教養を問う――30年後のよりよき世界へ」としました。「30年後」の一歩手前、2049年には教養学部設立百年を迎えます。21世紀の半ばに向かって、世界はどのようにあるべきなのか、そしてそのために駒場の教養はどうあるべきなのか?このシンポジウムがそれを考えるきっかけになることを念願します。
プログラム】
(各セッションとも1名あたり20分の発言に続き30分の討論)
開会のことば 11:00am-11:10am
・石井剛(地域文化研究/中国語/EAA院長)
第1セッション 教養を「つくる」 11:10am-12:40pm
・田村隆(超域文化科学/国文・漢文学)
・張政遠(地域文化研究/中国語/EAA)
・福島孝治(相関基礎科学系/先進科学)
〈昼 食〉
第2セッション 教養を「あらわす」 1:30pm-3:00pm
・王欽(地域文化研究/中国語/EAA)
・酒井邦嘉(相関基礎科学系/物理)
・國分功一郎(超域文化科学/哲学/EAA)
〈コーヒーブレイク〉
第3セッション 教養を「ひらく」 3:15pm-4:45pm
・高橋英海(地域文化研究/英語)
・四本裕子(生命環境科学/心理・教育学)
・梶谷真司(超域文化科学/ドイツ語)
全体討論 教養を「のぞむ」 4:50pm-5:30pm
総合司会:石井剛