太田記念美術館:広重ブルー(2024年10月5日(土)~12月8日(日)、太田記念美術館)

このエントリーをはてなブックマークに追加 Share on Tumblr

展覧会情報です。

●公式サイトはこちら
http://www.ukiyoe-ota-muse.jp/hiroshigeblue/
--------------------
※詳細は上記サイトをご確認ください。

2024年10月5日(土)~12月8日(日)
前期 10月5日(土)~11月4日(月・祝)
後期 11月9日(土)~12月8日(日)※前後期で全点展示替え

10月7、15、21、28、 11月5-8、11、18、25日は休館します。

開館時間:10時30分~17時30分(入館は17時まで)
入場料:一般 1000円 / 大高生 700円 / 中学生(15歳)以下 無料


風景画の巨匠、歌川広重(1797~1858)。その作品は今も高い人気を誇りますが、とりわけ空や海の深く美しい青が印象的です。これは1830年頃から浮世絵に用いられたベロ藍(プルシアンブルー、ベルリンブルーとも)と呼ばれる青色の絵具によるもの。その美しさに触発されさまざまな絵師がベロ藍を使って風景画を描きます。当時30代半ばの広重もまたそのひとり。広重は、ベロ藍との出会いから風景画に開眼すると、刻々と変わる空模様や水面を繊細に表現し、人気絵師への階段をのぼっていきます。その後も晩年にいたるまで詩情あふれる名作を続々と生み出し、浮世絵界に不動の地位を築いていきました。
本展では広重のベロ藍を用いた名作の数々を中心にご紹介し、国内外で愛され続ける広重の青の魅力に迫ります。

みどころ① ベロ藍で開眼 風景画の名品がずらり
広重の風景画における最初のヒット作「東都名所」(「一幽斎がき東都名所」)から出世作である「東海道五拾三次之内」(保永堂版)、晩年の大作「名所江戸百景」シリーズまで、美しい青に彩られた名作の数々をご紹介いたします。

みどころ② 浮世絵界の青の時代
鮮やかな青を再現するベロ藍は葛飾北斎や溪斎英泉、歌川国芳など多くの絵師を魅了しました。風景画の傑作、北斎「冨嶽三十六景」シリーズをはじめ、ベロ藍の流行を背景に生まれた作品もご覧いただきます。

みどころ③ ベロ藍と出会う以前の作品もご紹介
風景画を多く手掛ける以前、広重は美人画や役者絵、武者絵を描いていました。ベロ藍が登場しなければ広重はどんな絵師になっていたのか?そんなことを思いながらご覧いただくのも楽しいのではないでしょうか。