橋口侯之介『和本への招待 日本人と書物の歴史』(角川ソフィア文庫)

このエントリーをはてなブックマークに追加 Share on Tumblr

橋口侯之介さまよりいただきました。

和本への招待.png

公式サイトはこちら。
https://www.kadokawa.co.jp/product/322309000242/

定価: 1,210円 (本体1,100円+税)
発売日:2023年12月22日 判型:文庫判
ページ数:288 ISBN:9784044007973

神田神保町の老舗・誠心堂書店の店主が、豊饒な書物の歴史を解き明かす。
平安時代の『源氏物語』から、蔦屋重三郎が手がけた黄表紙をはじめとする草双紙、山東京伝の洒落本、歌麿や北斎の挿絵入り絵本。1300年以上の歴史を持つ和本は、日本人の知恵と美意識の結晶である。結び綴とも呼ばれる、組紐を使った大和綴。高度な製本技術を必要とし、数葉ずつ重ねて糸で縫う列帖装など、手にとって愉しめる伝統文化を、神田神保町の老舗・誠心堂書店の店主が丁寧に解説。豊饒な書物の歴史を解き明かす。

もくじ
第一章 千年前の『源氏物語』を復元する
第二章 中世の本づくりを担った人びと
第三章 売れる本づくり
第四章 世界的にも稀な江戸時代の出版形態
第五章 揺れ動く〈本〉と〈草〉