早稲田大学演劇博物館:映画上映とシンポジウム「甦る、琵琶映画の響き」(2023年12月11日(月)18:00〜、小野記念講堂)※要申し込み

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イベント情報です。

●公式サイトはこちら
https://www.waseda.jp/prj-kyodo-enpaku/activity/2023_1211.html

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※詳細は上記サイトをご確認ください。


映画上映とシンポジウム
甦る、琵琶映画の響き

◆日時:2023年12月11日(月)17:30開場/18:00開演
◆会場:早稲田大学小野記念講堂
◆参加方法:入場無料、事前登録制
※上映中途中入場不可


 サイレント時代の映画館では、弁士の語り、囃子鳴物、西洋音楽、そして時に多彩な歌声が響いていました。流行歌をまじえた「小唄映画」や琵琶歌をまじえた「琵琶映画」は歌声をともなう映画の代表格ですが、琵琶映画については現存するフィルムや関連資料が 限られており、これまでその上映実態は謎に包まれていました。
 しかし今回、小松弘氏(早稲田大学)のコレクションに、国立映画アーカイブがフィルムを所蔵する『日蓮上人 龍乃口法難』の琵琶台本が含まれていることが判明しました。この企画では、歴史的な琵琶台本をもとに、当時の琵琶映画上映の「再現」を試みます。
 上映前には、映画館チラシをはじめとする同時代の関連資料をもとに、宗教映画や琵琶映画など映画史や音楽史の忘れられた世界を再考します。甦る琵琶映画の響きをぜひご鑑賞ください。


〈プログラム〉

18:00~
第1部 パネル「大正期の映画と宗教」
開会挨拶:岡田秀則(国立映画アーカイブ)
登壇:紙屋牧子(武蔵野美術大学)、上田学(神戸学院大学)、薦田治子(武蔵野音楽大学)、柴田康太郎(早稲田大学) ※登壇順

19:15~
第2部 琵琶映画の「再現」上映とトーク
『日蓮上人 龍乃口法難』国立映画アーカイブ所蔵作品
 1920年、34分、16fps、デジタル上映
 製作:国活、監督:吉野二郎、映画:市川莚十郎、澤村四若、澤村四郎五郎ほか

薩摩琵琶:川嶋信子
映画説明:片岡一郎
邦楽演奏:堅田喜三代