さいたま文学館:令和5年度秋の企画展「澁澤龍彦の文学世界―〝ドラコニア〟への航海―」(令和5年10月7日(土)~12月3日(日))
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《見どころ》
澁澤が1959年に翻訳・出版した『悪徳の栄え(続)』は猥雑性を指摘され、翌年差押えとなり、1969年まで文学裁判いわゆる〝サド裁判〟が行われました。本展では、差押えられた原書、そして最終判決後の心境を吐露した澁澤自筆原稿を公開します。また澁澤は1970年以後、再評価がなされ、若い女性から熱烈な歓迎をうけました。澁澤の作品が掲載された雑誌『an・an』創刊号や、70年代以降のベストセラーとなった著作を多数列品します。澁澤は通常販売本のほか、装丁を替えた限定本を制作しています。その限定本も数多く展示します。
会 期 令和5(2023)年10月7日(土)~12月3日(日)
観覧料 一般210円
関連イベント
(1)講演会「旧制浦和高等学校時代の澁澤龍彦と海外での現在の人気」
講師:礒崎純一(『龍彦親王航海記 澁澤龍彦伝』の著者。本書で2019年度読売文学賞(評論・伝記賞)受賞
日時:10月14日(土)14:00~15:30(13:30開場)
会場:さいたま文学館内 文学ホール
料金:無料
(2)講演会「澁澤龍彦と三島由紀夫の交流」
講師:加藤光男(さいたま文学館職員)
日時:11月18日(土)14:00~15:30(13:30開場)
会場:さいたま文学館内 文学ホール
料金:無料