木越俊介『知と奇でめぐる近世地誌 名所図会と諸国奇談』(平凡社)

このエントリーをはてなブックマークに追加 Share on Tumblr

木越俊介さまよりいただきました。

知と奇でめぐる近世.png

ブックレット 〈書物をひらく〉 28
出版年月:2023/03/24
ISBN:9784582364682
Cコード・NDCコード:0321
判型・ページ数:A5・112ページ

公式サイトはこちら。
https://www.heibonsha.co.jp/book/b620393.html

【目次】
はじめに
一 十八世紀半ばの地誌と奇談
1 菊岡沾涼『諸国里人談』・『本朝俗諺志』
2 怪異研究と地誌
3宝暦期の写本地誌における〈奇〉

二 寛政〜文化年間の名所図会にみる〈奇〉その一 秋里籬島作
1 第二次名所図会ブーム
2 籬島作名所図会の本文にみる〈奇〉
3 籬島の名所図会の挿絵にみる〈奇〉

三 寛政〜文化年間の名所図会にみる〈奇〉その二 秋里籬島以外の作
1 『伊勢参宮名所図会』について
2 『播州名所巡覧図会』について
3 『紀伊国名所図会』について

四 諸国奇談者の〈奇〉
1 諸国奇談ものブーム
2 諸国奇談ものの諸相
3 名所図会との比較

五 知と奇の新たなる地平
1 『信濃奇談』について
2 『信濃奇区一覧』(『信濃奇勝録』)について
3 総合的な地誌の誕生ーー先行書からの影響と比較ーー

おわりに
あとがき
掲載図版・主要引用文献