守屋多々志美術館第93回企画展「王朝の美」(令和5年3月18日(土)~5月14日(日))

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展覧会情報です。

●公式サイトはこちら
https://www.city.ogaki.lg.jp/0000002008.html

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※詳細は上記サイトをご確認ください。

 この企画展では、美しい四季の花々や風景を描いた作品や華麗な王朝文学を題材に描いた作品を中心に展示します。

 画家を志した守屋は、大垣中学を卒業した17歳の春、同じ岐阜県出身の前田青邨に入門します。師から日本画の基本は「写生」と「古画模写」にあると教えられた守屋は、生涯それを守り写生の修練と大和絵の研究に専心しました。毎朝起床すると墨を擦り、野辺の花や自然の写生を続けることによって得た確かな眼と技術、歴史や古典の研究で培われた深い見識によって、やがて昭和から平成における歴史画の第一人者の地位を築きました。

 乙女の初恋を情熱的に歌った与謝野晶子の歌集「みだれ髪」を題材とする≪みだれ髪≫は、満開の桜の下、流れる黒髪の少女が袂で顔を隠し恥じらう様が瑞々しく描かれています。少女の着物の裾は華やかに広がり王朝の姫君を彷彿させます。最晩年の≪花源氏≫は、「源氏物語」五十四帖の世界観を54枚の扇面に風情豊かな四季の花々に託し描いています。≪楊四娘≫では、中国唐代の皇妃楊貴妃とその姉妹たちが春の野をリズミカルに駆ける様を描いています。

 また、昭和54(1979)年、3年余りの歳月をかけ完成させた高野山金剛峯寺別殿襖絵は、極彩色で四季の花鳥が華麗に描かれた西座敷、空海が遣唐使の一員として渡唐し帰国後聖地高野山に至るまでが白描で描いた東座敷が見事ですが、その小下図を展示します。

 本展をご覧いただき、守屋が描く作品の魅力に堪能しながら、うららかな春のひとときをお楽しみください。


・会期  令和5年3月18日(土)~5月14日(日)
・開館時間 9時~17時
・休館日 毎週火曜日(3月21日、28日、4月4日は開館)・3月22日(水)・5月1日(月)、8日(月)
・入館料 一般 300円