板橋区立美術館「椿椿山展 軽妙淡麗な色彩と筆あと」(令和5年3月18日(土)~4月16日(日))

このエントリーをはてなブックマークに追加 Share on Tumblr

展覧会情報です。

●公式サイトはこちら
https://www.city.itabashi.tokyo.jp/artmuseum/4000016/4001526/4001539.html

--------------------

※詳細は上記サイトをご確認ください。

展覧会名
椿椿山展 軽妙淡麗な色彩と筆あと

会期
令和5(2023)年3月18日(土曜日)~4月16日(日曜日)
前期:3月18日(土曜日)~4月2日(日曜日)
後期:4月4日(火曜日)~4月16日(日曜日)
※前後期で大幅な展示替えがございます。

開館時間
午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)

休館日
月曜日

観覧料
一般650円、高校・大学生450円、小・中学生200円
※土曜日は小中高校生は無料で観覧できます。
※65歳以上・障がい者割引あり(要証明書)

主催
板橋区立美術館、東京新聞

特別協力
田原市博物館


椿椿山(つばきちんざん・1801~1854)は、江戸時代後期を代表する文人画家の一人です。江戸に生まれ、はじめは幕府の下級役人を勤めながら絵師の金子金陵に師事し、のちに渡辺崋山に学びました。
当時江戸では、異国への関心の高まりや浮世絵版画の流行などによって、幅広いジャンルの作品が生み出されていました。このような中、椿山は花鳥画の制作に力を注ぎ、人気を得ていきます。みずみずしい色彩と軽やかな筆致による作品は、多くの人に親しまれました。また、肖像画も得意とし、崋山から陰影法などを採り入れた表現を受け継ぎつつ、独自に発展させていきました。
これまで「崋山の弟子」という視点で語られることの多かった椿山ですが、門人で鑑定家でもあった浅野梅堂は「抱一の画才、文晁の画学、応挙の画趣、華山の画格みな曠世の絶藝なり。これを集大成して韻致の玅を得たるものは椿山翁なり」と高く評価しました。
本展覧会は、崋山というビッグネームに隠れていた椿山を、関東で初めて本格的に取り上げます。重要文化財に指定されている代表作品なども紹介し、その全貌に迫ります。


〈展覧会関連イベント〉

記念講演会「私、つばきちんざんと申します―江戸後期の花鳥画家の生涯と芸術」

日時:3月26日(日曜日)14時00分~15時30分
講師:増山禎之氏(田原市博物館館長)
定員:40名(事前申込制)
参加料:無料

トークイベント「画家と関東のパトロン」

日時:4月8日(土曜日)13時00分~16時15分
講師:橋本慎司氏(栃木県立美術館技幹兼学芸課長)
末武さとみ氏(佐野市立吉澤記念美術館学芸員)
太田佳鈴氏(群馬県立近代美術館学芸員)
印田由貴子(当館学芸員)
定員:40名(事前申込制)
参加料:無料