読者はがきより(2023.1.11)★渡邊大門編『江戸幕府の誕生 関ヶ原合戦後の国家戦略』(文学通信)

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「関ヶ原」以降の「二重公儀」他ではなかなか訳されていないことをコンパクトにまとめてあり、第3章(小川)第5章(神田)第8章(片山)は大変参考になった。第7章では従来見落とされている物量や物流、木曽川、伊勢湾を利用、駿府が中継点として京阪、江戸の管理する意味があった(曽根)は卓見と思う。
一般向け図書として刊行されたが、これを契機し、「従来の定説」「小説家の書いた徳川」を根底から覆す良書を高く評価したい。

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はがきお寄せいただきありがとうございました。

本書の詳細はこちら。
●2022年9月刊行
9784909658869.jpg

渡邊大門編『江戸幕府の誕生 関ヶ原合戦後の国家戦略』(文学通信)
ISBN978-4-909658-86-9 C0021
四六判・並製・228頁
定価:本体1,900円(税別)