第18回京都大学人文科学研究所TOKYO漢籍SEMINAR(2023年3月6日(月)10時30分~16時、一橋大学一橋講堂中会議場)※要申し込み
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●公式サイトはこちら
http://www.kita.zinbun.kyoto-u.ac.jp/wp-content/uploads/2022/03/kanseki-tokyo2023.pdf
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※詳細は上記サイトをご確認ください。
テキストの「情報」が瞬時に世界を駆け巡る時代。古くから東アジアの文化に影響を及ぼしてきた中国古典籍(漢籍)のテキストも、いまでは全文画像や電子テキストとして容易に閲覧することができるようになっています。テキストの校訂にやや難を残しているとはいえ、コンピューターによる検索の便宜は圧倒的で、私たちの研究のスタイルすら大きく変わりつつある現実は否むことができません。それでも、「モノ」としての手ごたえを失ったテキストに、なにかしら物足りない思いを抱いている方も少なくはないのではないでしょうか。『日本国見在書目録』から『経籍訪古志』にいたるまで、我が国に伝来した漢籍に関する研究には膨大な蓄積があり、それは今も営々と引き継がれています。宋元版や五山版など、天下の孤本とされるような有名な典籍についてはいうまでもありませんが、ごく一般的な普通本についても、漢籍の伝来にはそれぞれに秘められた物語が隠されていることでしょう。今回は特に日本に伝来した漢籍をテーマとして、それぞれの漢籍の「モノ」としての語りに耳を傾けてみたいとおもいます。
第18回 TOKYO 漢籍 SEMINAR
2023年3月6日(月)10時30分~16時、一橋大学一橋講堂中会議場
参加定員/80名(申し込み順)
●講演
海を越えた韓書と漢籍
京都大学人文科学研究所 教授
矢木 毅
行きて帰りし書物―漢籍の往還をめぐって―
京都大学人文科学研究所 准教授
永田知之
海西と海東の『王勃集』
京都大学大学院人間・環境学研究科 教授
道坂昭廣
セミナーの目的:
京都大学人文科学研究所が90年にわたって蓄積してきた 中国学研究の成果をわかりやすく紹介し、多くの人々に漢籍、ひいては漢字文化全般に関する理解を深めてもらおうとするものです。講演要旨は手直しして、京大人文研漢籍セミナー・シリーズとして研文出版より出版しています。
主催:京都大学人文科学研究所附属東アジア人文情報学研究センター