九州大学附属図書館第47回貴重文物講習会:「麻生家文書」の「二重」の整理過程(2022年12月23日(金)13:00〜14:30、中央図書館4F Sky Cute.Commons+オンライン)※要申し込み

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講習会情報です。

●公式サイトはこちら
https://www.lib.kyushu-u.ac.jp/ja/events/asoarchive

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※申し込み等は上記サイトをご確認ください。


【演  題】「麻生家文書」の「二重」の整理過程
【講 演 者】原口大輔 講師(九州大学附属図書館付設記録資料館)
【日  時】2022年12月23日(金)13:00-14:30
【会  場】中央図書館4F Sky Cute.Commons
【実施方法】対面およびオンライン同時配信
 ※会場・オンラインとも事前の参加申込が必要です。


 九州大学に寄託された「麻生家文書」は、福岡藩の庄屋で、筑豊御三家の一つとして石炭産業をけん引した麻生家と、同家が経営した関連会社に由来する史料群で、その時期は近世から戦後にまたがり、政治・経済・社会・文化とその史料群が包摂する範囲は極めて広く、分量は大型文書箱1500箱を超え、史料点数は数万点にのぼります。
 九州大学の調査は1974年より始まり、部分的な目録の発表や、『麻生太吉日記』全5巻の刊行など、様々な調査・研究が進められてきました。とはいえ、「麻生家文書」の整理は未完であり、その規模の大きさや独特な請求記号の存在など、傍から見ると、いったいどのような史料群なのかを把握することが難しい史料群と言えます。
 そこで、本講演では、「麻生家文書」自体の形成過程や整理状況という、これまで掘り進められてきた調査の"坑道"に光をあててみたいと思います。すなわち、戦前から続く麻生家・麻生本家の文書整理から、九大が整理を始めてこんにちに至るまでの整理過程を通時的に見ていくことで、「麻生家文書」の史料群としての特徴やその構造を素描する、といった試みです。また、それにあわせて、2022年12月に開かれている展示会「『麻生家文書』とその世界」の見どころや、展示には出せなかった興味深い史料、さらには、2022年11月に公開された「麻生家文書」目録データベースについても説明します。


~こちらも開催~

2022年12月8日(木) -

小展示:「麻生家文書」とその世界@中央図書館エントランス
「麻生家文書」とその世界:電子展示@図書館Webサイト